2014年06月13日

Saecoの思い出

会社にコーヒーメーカーを持ってきました。

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Saeco(サエコ)です。

先日家を掃除していて、あまりにも使わなさすぎるのでもったいないということになり、会社に持っていくことにしました。

イタリア製のエスプレッソマシンで、カプチーノも作れる豆から削っていくタイプの本格派マシンです。

価格は記憶は定かではありませんが、おそらく15〜16万はしたと思います。


思い起こせば起業した頃こんな会話を妻としました。

「俺も今までは朝もごはんも食べずに会社に行っていたが、これからは一応は社長なので朝ゆっくりとコーヒーを飲みながら、新聞でも見てから出社しよっかな」と。

そして、それには美味しいコーヒーを飲もうと考え、やはり味の分かる人間は豆からでしょうと何でも形から入りますので超奮発してこのSaecoを買ったのでした。

もう6年半前の話です。

しかし、現実はそんなものではありませんでした。

朝など今まで以上に早く行くようになり、夜もかなり遅かったのでコーヒーを飲みたいという体調にもならず(笑)、休みもなかったので結局ほとんど使いませんでした。

コーヒーを飲みたくなるくらいの時間には缶コーヒーを買うのが日課でした。

たまに家に来客があるときくらいに半ば勝手に「美味しいコーヒーをどうぞ」と出しているだけで、この6年でおそらく20杯は入れていないと思います。

妻は妻で「使い方がややこしいし、私はインスタントで十分美味しいです」ということでほとんど飾りみたいになっていました。


今だからわかることですが、おそらく家でゆっくり出勤前にコーヒーを飲めるのはまだまだ遠い先だと思いますし、まだまだそんな立場ではありませんでしたし、それが商売というものでした。


このSaecoを見ると、その時の今思えば恥ずかしい発言を思い出すんですが、コーヒーはさすがに違いますので会社でいただこうと思います。

うちの従業員で飲んでみたい人は言ってください。入れてさしあげましょう!


















posted by orangeknight at 11:18
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