リフォーム産業新聞という新聞がありまして、週に1回届きます。
それの今週号の記事なんですが、本当にそうだと思いますので掲載させていただきました。
内容は、元請けから下請けに出す、戸建ての一棟あたりの塗装工事の費用が現実離れした厳しさだというものです。
「特にハウスメーカーなどはきつい」と、普通の大きさ(30坪くらいでしょう)のおうちで屋根と外壁を30万円もられると良いほうで、ひどいときには15万円などということもあるなどと書かれています。
ハウスメーカーなどは、実際に施工する業者までいくのに多い場合は「5社ほど中間業者が入る」ときもあるとのことで、少しずつマージンを取られていくとそんな金額になるとありました。
メーカーだけでなく、元請けが利益をたくさん得る為に下請けへの費用を異常なまでに抑えるというのはこの業界ではよく聞く事です。
実際、100万円で受注しているのに下請けには30万しか払っていないなどの類いの話は絶えません。
適正価格で受注できないから、しょうがなくそうなっているというのもまた耳にします。
55万で請け負ってきて、本来ならば50万払って発注するところを、5万しか残らないのは社内の規定に触れるので、50万の発注を40
万にむりやりかえて発注するなど、やはり金額が異常に安いにはそれなりの理由があり、しわがよると思います。
ホテル等の食品の偽装と同じで、建築業界にもウソがたくさんあると思いますが、ウソは本当にいけないと思います。
価格は売り手と買い手との市場の原理によって決まるものだと思いますし、良い質のものは高く、そこまでクオリティーを要求されないものは安くが自然な形だと思いますし、それをある一定の水準を越えてどうにかしようとすると必ずそのレベルでの正しいものは提供できないと感じます。
オレンジナイトは胸を張って言えると思います。
協力業者へはふんだんな予算ではないにしろ、適正な予算をを支払い、世の中で通用するレベルのまともな日当を必要とする職人をかかえ、至らないところは多々ありますが社員も僕を含め教育していっています。
オレンジナイトが偽装とか協力業者に無理をさせているという話があるなら聞いてみたいというくらい自信があります。
お客様と協力業者とうちの会社の三者全ての繁栄が、全てがうまくいく基礎になりうると思っています。
きちんとしようと思ってやっていてもクレームがあるんです。
人生でほとんどの人が何回も建てることのないかけがいのないおうち、みんなが良いようになるようにしていきたいですし、してほしいです。
2013年12月12日
記事「下請け職人の現実」から
posted by orangeknight at 16:25
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