来店下さったお客様の接客は、その場にいる上席のものがするのがベストであります。
上席であれば上席であるほど私は良いと思います。うちの会社なら課長がいれば課長、店長がいれば店長、社長がいればそれは社長がする方が良い。
だってそういうことができるから上の係に上がったわけで、そして何よりお客様に対して礼を重んじることになると思うからです。
偉そうに言っていますが昔の私は違いました。
お客様が来店されたら自分がいても従業員に任せていました。自分の役割ではない、任せた方が育つ、従業員の仕事だくらい思っていました。
時と場合にもよりますが、今はできる限り自分が対応しようと思っていますししています。
理由はこうです。
目の前にご来店いただいている瞬間が自分と会社にとっての今日の一番の舞台だから。
今の接客があるから私は事務仕事ができるわけです。この瞬間をないがしろにして、また軽んじてその先はないと心底考え直したからです。
30年前は飲食店では店長が奥で料理を作り、アルバイトがホールで接客をしていました。それがスタンダードだったと思います。
しかし、成長した会社は20年くらい前から店長はレジに立って、また、ホールを回り接客をしていました。
高級な店では厨房内ではなく、カウンターの奥で店主が目の前で話をしながら料理を作ってくれます。だから次も行こうと思う。
伸びたところはそれをやっているところです。
電話の受付、我々のような業種では電話での問合せは来店に比べて格段に多い。
お客様はその受付の対応で「次の言葉」をその瞬間に選択してしゃべられます。
元気な声か、明るいか、声を張っているか、やる気があるか、そしてその次に礼儀正しいか、知識はあるか、質問にはきちんと応えられるかを「その瞬間」に感じられています。
そこが最大の見せ場、勝負、最高の舞台。だからこそ、そこにエースを、主役を、主人公を投入する。
昔の私のように「社長はその場にいても対応は他の者に任せる」ではなく、その瞬間があるからその先があるんだと、うちの会社のみんなに私と同じくらい理解し、思ってほしいです。
2018年01月25日
その瞬間が最高の舞台
posted by orangeknight at 18:23
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