会社というものは、いや組織というものは「各個人が自分の仕事をしている、ということでまわっているのではない」というのが僕の持論です。
「自分の仕事」という言葉にも考えるところは大きいですがそれはさておき、自分の仕事とあと少しをみんなのために提供するからこそ集団は動けるのではないかと考えます。
しかし現実に、自分の仕事以外にみんなのために提供するあと少しというのは、全員が必ず毎日行えているものではないと思います。
もちろん個人差もありますし、毎日それができている人もいると思います。
そして考え方、能力、時間など多分にそれを可能、不可能にする要素はあると思いますが、ここで重要なことは最低でも自分に求められている仕事をこなし、せめてプラスマイナスゼロというのが集団行動における必須要件ではないかと思うんです。
有名な2対6対2の法則の話があります。
集団において、2割の人が利益をまたリーダーシップを、6割の人が普通…というか可もなく不可もなく、そして最後の2割の人は利益は出していない、はっきりいえば他の人に依存している状態。そしてこの法則の本質は、メンバーを入れ替えても必ずこの状態になり、例えできる人間ばかり10人集めても必ず同じ状態になるというところです。
そういうこともふまえたうえですが、最低は、主観的には必ずプラス、客観的にみてもプラスマイナスゼロにて一日の組織としての仕事を終えるのは義務だと思います。
仮にマイナスで終えてしまい、一日を終了した人がいたとしたら組織上それではまわらないので、必ず誰かがそれを補っているということに僕は気付かないといけないと思いますし、僕も気付けていないことがあるでしょうから、もっとこの分野においては繊細にならないといけないと感じます。
僕はけっこう頻繁に社員のタイムカードはチェックしています。
今日、朝早く5時台に来て、うちの会社のホームページにある現場の日記「オレンジレポート」をしている者がいました。
社内の決まりとして、必ず誰かがいくら少なくても1件はアップするというのがあるんです。
それの責任者も各店舗にいるんですが、今日折込みチラシの日で多めにアップするのが暗黙律なので数の少なさからしてくれたのでしょう。
他にも何人かが6時台に来ていましたし、他の店でも今日からのイベントのチラシを貼らねばと、同じ時間に来て朝に間に合わすためとやっている者もいました。
ポスティングの枚数が不足しているからと営業を助けようと、今もそれを本来の自分の仕事でないにもかかわらず、進んでしてくれている者もいます。
誰がどうとかではなく、そうやっていろんな人が見えているところ、見えていないところでカバーしてくれている。それはもちろんお互い様というところもあると思いますが、感謝しないといけないと感じますし、感謝しています。
そして、助けてもらっている割合が比較的大きい人は、意識を高く、もう少し自立といいますか、自給自足を達成しないといけないと思います。
集団、組織において必ずあることかもわかりませんが「車は勝手には動かない」月並みに言えば「ごはんは勝手に並ばない」ということを全員が再認識したほうが良いなと今日はうちの会社において感じました。
2013年07月05日
自分にできることを少しみんなに提供することで組織はまわる
posted by orangeknight at 16:56
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