2017年04月24日

屋根の葺き替えはこんなふうに

屋根の葺き替えをさせていただいています。天気も良く、絶好の屋根工事、外工事日和ですね。

 
屋根葺き

 
こんな感じでただいま施工途中です。

 
屋根葺き

 
屋根葺き

 
瓦は三州(愛知県周辺地方)のいぶし瓦を採用いただいています。

 
淡路の瓦は艶が良く、三州の瓦は良く焼いているで強いのが特徴なんですよ。

 
 
新築は図面通りにしていけば屋根の施工もできますが、リフォーム、葺き替えとなりますと職人の頭と考え方、そして技術がモロに出ます。

 
オレンジナイトは見村親方が見ていますから安心ですが、まっすぐではない、ひねっている、そんな築何十年も経った屋根の葺き替えは同じ瓦、見積もりでも施工は全く違ってくるんですよ。

 
元はこんなで、80年前の屋根なので当然土ものっていました。

 
屋根葺き

 
 
向こうに行くほど屋根が短くなっているので、葺き替える時は瓦を少しずつカットしていきます。

 
屋根葺き

 
 
一番右端の瓦を葺いて、一番左端の瓦の列がどういう状態でおさまるかを計算して右から2列目の瓦のスタートを決めているので写真のようなおさまりになります。

 
屋根葺き

 
 
ピシーット揃えています。

 
屋根葺き

 
瓦は下から下から葺くんですよ。

 
屋根葺き

 
屋根葺き

 
屋根葺き

 
屋根葺き

 
 
昔は鉄の釘をよく使っていたようで、その鉄が錆びて瓦が割れてくるなんてことが今よくあります。

今はそれが定石ですが、オレンジナイトでは釘はステンレスを使用しています。

 
屋根葺き

 
屋根葺き

 
屋根葺き

 
 
昔の瓦にはこんな部分はなかったんですが、今は瓦がずれ落ちないように瓦が成型されていて、こんな感じで瓦桟に引っかかっているんですよ。

 
屋根葺き

 
 
入母屋の葺き替えは切妻や寄棟よりも数段手間がかかります。

 
こういう難しいところは親方がしていました。

 
屋根葺き

 
「仕事ができるって幸せや」「こんな難しい屋根はほんまに楽しい!」と見村親方は今日も言っていました。

 
 
 
posted by orangeknight at 15:09
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