2017年04月06日

サーカスを観て感じたことの中の2つ

サーカスに出演する人々は全員がそこの団員だとイメージしていたんですが、今回大人になって初めてサーカスを観て違うんだと感じました。

 
感じただけの予想で、調べずに書いているので事実と反しているかもしれませんが、昨日のポップサーカスでそういうふうに思ったんです。

 
おそらく団員は演者の半分くらいで、残りはどこかのエージェントに所属していたり、自ら売り込みに来た方々なのではないか。

 
全体が1時間半くらいで構成されていて、その中に出し物が約10個、一つあたり約10分であります。

 
その10分という枠を、サーカスは例えば中国のエージェントから一コマいくらで買っているように観えた。

 
良い仕組みですよね。固定費はかからないですし、あの人がいなくなったらこのショーができなくなるという人的リスクがなくなる。それにその枠を獲るための競争原理が働くでしょうから、ショー自体のレベルの向上につながります。

 
サーカスは集客と舞台の提供という役割を主とし、演者は世界を股にかけ自らの技を観てもらうところを求める。

 
厳しい競争の世界だとは思いますが、本当に素晴らしい仕事です。

 
我々がそうであったように、それを観た人たちは笑顔で帰り、談笑する。またハッピーな記憶として何年も残る。

 
いろんな人を幸せにしている仕事です。

 
なかなか故郷にも帰れないでしょうし、家族とも過ごせない。年中移動されているのかもしれませんし、本番で良いパフォーマンスを提供しようと思えば血のにじむ努力もあるでしょう。

 
でも、それだけ何かを犠牲にしているからこそそれに比例して我々客に与える喜びは大きい。やはり仕事ってそういうものでしょう。自らの犠牲なく相手への幸せの提供はない。

 
 
サーカスを観ていろんなことを思ったし、感じたんですが、その中の2つでした。

 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 15:28
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