私は基本的に言葉を略すのが好きではありません。
なにか幼稚というか、バカにしたように聞こえるからです。
しかし、先日読んだ本の中に、そうなのかと勉強になった言葉の略しがありました。
それは「行ってきます」という言葉に関してでした。
我々が毎日使っているこの言葉、実は「行って参るが必ず帰ってきます」という言葉の略だそうです。
衝撃を受けました。
行ってきますね!という意味だと考えていましたが、そうなのかと。
当時、確実に帰ってこれるのが当たり前ではなかった時代ですね。
必ず帰ってきますとの誓いの想いが込められているそうです。
確かに現代は、たとえば神戸や大阪に行ったって、また東京に行くにしても数時間で、その日のうちに帰ってこれる。
しかし、歩いての旅ではどんなことが起こるかわからない。
何日も何日もかかる。
江戸に行き、3か月後に帰ってきたらお互いに嬉しい。
ちょっとした外出でも、襲われて死んでしまうかもしれないから、無事に帰ってきたらホッとするよな。
行く方も、そんな想いで「行って参るが、必ず帰ってきます」と言っていたんでしょう。
それが「行ってきます」になった。
覚えておきたいな。
最近の若い子が使う「あけおめ」「ことよろ」などの言葉。
これも、そんな深い意味はないただの略しでしょうが、同じような文化慣習によるながれかと思うと、理解できてくるから不思議です。
実際、私の娘も普通に使ってきます。
また、私が彼女に文章を送っても「りょ!」などと、了解までも略して返信してくることがあります。
最初は戸惑いましたが、今の子たちはそういう感覚かと理解しています。
そして、然るべき相手にはこのように送りなさいよと再送するも「りょ!」と返してくるので、甘えもありますし、まぁそれはそれでおもしろいなと感じたものです。
言葉の省略化、それでも少し抵抗はあるんですが、しかし、あしたのエコキュートを売り出す1つの手段として間違いなく有効。
言葉を略して使う40代以下の世代がターゲットですから、そこには違和感なくハマるでしょう。
そんな内容の本を読み、あしたのエコキュートの普段の呼称の省略化は、ここ数日で私の頭の中で決まったのです。
時間がなくなり、後編に続きます。
2025年02月28日
「行ってきます」にはそんな意味合いがあったのか
posted by orangeknight at 10:25
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