2025年02月28日

「行ってきます」にはそんな意味合いがあったのか

私は基本的に言葉を略すのが好きではありません。

 
なにか幼稚というか、バカにしたように聞こえるからです。

 
しかし、先日読んだ本の中に、そうなのかと勉強になった言葉の略しがありました。

 
それは「行ってきます」という言葉に関してでした。

 
我々が毎日使っているこの言葉、実は「行って参るが必ず帰ってきます」という言葉の略だそうです。

 
衝撃を受けました。

 
行ってきますね!という意味だと考えていましたが、そうなのかと。

 
当時、確実に帰ってこれるのが当たり前ではなかった時代ですね。

必ず帰ってきますとの誓いの想いが込められているそうです。

 
確かに現代は、たとえば神戸や大阪に行ったって、また東京に行くにしても数時間で、その日のうちに帰ってこれる。

 
しかし、歩いての旅ではどんなことが起こるかわからない。

何日も何日もかかる。

江戸に行き、3か月後に帰ってきたらお互いに嬉しい。

ちょっとした外出でも、襲われて死んでしまうかもしれないから、無事に帰ってきたらホッとするよな。

 
 
行く方も、そんな想いで「行って参るが、必ず帰ってきます」と言っていたんでしょう。

 
それが「行ってきます」になった。

 
 
覚えておきたいな。

 
 
最近の若い子が使う「あけおめ」「ことよろ」などの言葉。

 
これも、そんな深い意味はないただの略しでしょうが、同じような文化慣習によるながれかと思うと、理解できてくるから不思議です。

 
実際、私の娘も普通に使ってきます。

また、私が彼女に文章を送っても「りょ!」などと、了解までも略して返信してくることがあります。

 
最初は戸惑いましたが、今の子たちはそういう感覚かと理解しています。

そして、然るべき相手にはこのように送りなさいよと再送するも「りょ!」と返してくるので、甘えもありますし、まぁそれはそれでおもしろいなと感じたものです。

 
 
言葉の省略化、それでも少し抵抗はあるんですが、しかし、あしたのエコキュートを売り出す1つの手段として間違いなく有効。

 
言葉を略して使う40代以下の世代がターゲットですから、そこには違和感なくハマるでしょう。

 
そんな内容の本を読み、あしたのエコキュートの普段の呼称の省略化は、ここ数日で私の頭の中で決まったのです。

 
 
時間がなくなり、後編に続きます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 10:25
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