映画「室井慎次 敗れざる者」と「室井慎次 生き続ける者」を観ました。

 
踊る大捜査線から２７年後の室井慎次の生活を描いた作品でありました。

 
内容に関してはまだまだ書くわけにはいきませんが、室井慎次らしいその後であると私は感じました。

 
 
いろんな人生がありますが、多くの人は、若いときはこんなふうになるんだと、夢と希望を持って社会に出る。

 
すぐに現実と理想の乖離を感じ、そこで葛藤する人もいれば疑問を持つ人もいる。また懐柔される人もいれば、ナチュラルに溶ける人もいる。

 
そうですね、飲み込んで生きてきた人ほど、その過程でいろんなものを背負っていくのでしょうか。

 
また、こんなふうにも歳をとっていくと考えますよね。

今、自分に起こるさまざまな出来事に対し「あのとき(若いとき)、自分がこんなことしてきたから、それが自分に返ってきているんだなぁ」と。

 
そう感じながら、でも、そのなかで幸せとか、楽しいとかを感じる。

 
室井慎次が子どもたちの事に対して、目を閉じ「楽しいんだなぁと」言っていたシーンが印象的でありました。

 
 
敗れざる者も、生き続ける者もどちらも何回も涙が出る作品でした。

 
行き続ける者のエンディング、ちょっとびっくりしましたね。想像もしていませんでしたから。

 
 
踊る大捜査線が流行ったのが今から２７年前、私は２０歳でした。

 
ちょっと下かもしれませんが、室井や青島と同じように歳をとっているような気がして、感情移入させていただきました。