2024年09月08日

若いときは緩やかだが、40代50代ではブンブンと

商売というものは、何より長く続けることが素晴らしいことだし、難しいことだ。

 
やっていて、この文言の真の意味というか、深さを身にしみて感じる。

まだまだ分かってはいないだろうが、でも、ちょっとずつ理解は進む。ほんまにそうだと心の中で思う。

 
 
 
長く続けられない理由。これはたくさんあるだろう。

 
私も食らったことがあるが、赤字で利益が出ない。まぁ、これが普通誰もが思いつくことだ。

 
当然赤字続きでは存続は不可能であり、赤字になる理由も数多くある。

 
しかし、そんな場合は世の中に求められていないわけであるから、早晩、退場は自然な流れである。

 
もちろんそれにも自然と繋がることであるが、私も齢47になってきて、自分や周囲の人間の年齢も少し上がっている。

そこで、赤字で終わるのではなく、商売と年齢の関係性ってあるよなと感じている。

 
 
商売人だけではないが、個の力で生きている者は、市場でふるいに直接的にかけられている。

 
20代、30代ではまだそれは緩やかかもしれないが、40代、まして50代になるとブンブン振られているように私は思う。

 
商売を長く続けることが困難なのは、この強くなるブンブンが理由なのである。

 
では、ふるいの強さ、これは何かというと、信用であり、約束であり、そして義理人情である。

 
人間が他人と一緒に生きていくうえで、これは最も大切な要素の1つであるが、商売にとってはこれは絶対条件である。

 
それが30代では多少許されても、40代ではそんなことないし、50代では愛想を尽かされる。

 
ふるいの強さは、その信用や約束を求められる強さだと思うのだ。

 
私も含め、何より大切なそれを蔑ろにすると、また軽んじると、この年ではすぐに振り落とされる。

 
そんな人だと判断されるし、そんな者と付き合えないなとなるだろう。

 
直接的にふるいにかけられる立場というのはそれくらい厳しい。

 
若いと許されることでも、40代、50代では許されない。

 
 
商売というものは、何より長く続けることが素晴らしいことだし、難しいことだ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 08:57
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