年々梅雨が明けるのが早くなり、暑くなるのが早くそして長くなっているような気がします。
昔は6月にエアコンをつけることなんてなかった!いやいや、うちは8月にならないとつけないよ!という方は多いのではないでしょうか?
6月にエアコンをつけて寝るなんてありえない。電気代高くなる!
そう、なぜかエアコンをつけると電気代が高くなるという印象が少なからずあるように思います。
しかし、実際はどうでしょうか?
およそでもしっかりとご自身のお家のエアコンの状況を知り、賢く快適にこの夏を過ごせしていただければと思います。
■ エアコンの機種によって電気代が違うってホント?
エアコンは同じメーカーでも機種やグレードによって電気代は変わります。
もちろん、たくさんの便利な機能などがついているとエアコン本体自体の価格は上がります。しかし、エアコンなどの家電製品は購入してからも使用の度に電気代が発生します。そこでポイントなのが「期間消費電力」が何kWhなのかというところです。
そしてエアコンなどの家電製品の寿命はだいたい10年前後を目安にお考えいただいたうえで使用のランニングコストで考えると初期費用が高く見える高性能のエアコンでも実はトータルでは安くなっているということがほとんどでございます。
そこで、しっかり見極め賢くお得にそして毎日を快適に過ごしていただけるようにご提案させていただきます。
※期間消費電力はカタログに記載があります。
■ 電気代の計算方法
■ 消費電力での計算方法
消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気料金(円/kWh)=電気料金(円)
この計算方法で1時間当たりの電気代を算出し使用時間(日数)をかけ、1kWhの電気料金をかけることで使用料金をだすことはできます。
ただし、エアコンの電気料金はこの計算方法では正しいわけではございません。
なぜなら、温度1℃違うや、使用時間、元々の部屋の温度だったりで変わってくるのでおよそは出せてもなかなか正確ではないです。
そこで上記でもご説明させていただいた通り、カタログやHPに記載している「期間消費電力」を元に計算することをオススメ致します。
※消費電力とは、電化製品を動かすために必要な電気エネルギー量のことで単位はW(ワット)です。1000Wで1kW
※期間消費電力とは、エアコンの省エネ性を表す指標としてカタログに記載されています。
■ 10年前のエアコンと比較
2022年度 | 2012年度 |
---|---|
型番 | 10年間の電気代 | |
---|---|---|
2012年モデル RXシリーズ14畳用 | S40NTRXV-W | 327,780円 期間消費電力1,214kWh |
2022年モデル RXシリーズ14畳用 | S40ZTRXV-W | 287,820円 期間消費電力1,066kWh |
※電気料金は27円/1kWhで計算しています。
上の表はダイキンRXシリーズ 14畳用の2012年モデルと2022年モデルの比較表です。
10年前にRXシリーズを購入した際の年間電気料金というのは今よりも安かったと思います。それは当時の電気料金の1kWhが22円ほどだったからです。
電気代はこれからも上がると言われています。その分おのずと期間消費電力の高い製品は電気代が高くなるということになります。
では、次に最新モデルの機種別比較をしてみましょう。
型番 | 10年間の電気代 | |
---|---|---|
2022年モデル CXシリーズ14畳用 | S40ZTCXP-W | 416,880円 期間消費電力1,544kWh |
2022年モデル RXシリーズ14畳用 | S40ZTRXV-W | 287,820円 期間消費電力1,066kWh |
※電気料金は27円/1kWhで計算しています。
同じ年のモデルでも機種によっては同じ年数を使うとこんなにも電気料金に差があきます。
もちろん使うお部屋や頻度によって異なってきますので、ご自身のお家でどのお部屋でどれくらいの使用頻度があるかなどを考慮し製品を選ばれた方がいいと思います。
■ かしこいエアコンの選び方
現在のお家の間取りで多いのがLDKをワンフロアタイプにし、カウンターキッチンでご家族みんなが一つの空間で過ごせるような、だいたい16畳~20畳くらいの広さ、そして2階には寝室が2~3部屋に分かれているのかなと思います。
仮に18畳のカウンターキッチンのLDK、2階に6畳のお部屋が2つ、8畳が1つのタイプでのご提案とします。
LDK18畳でしたら18畳タイプを選びがちですが、キッチンも同じ空間にあることから1つ大きい20畳のものをつけることをオススメします。
そして、一番人が集まり長時間使うお部屋でもあるので高機能タイプで快適に、そしてもっとも省エネ(期間消費電力の低いもの)タイプを選ばれることをオススメ致します。
初期費用は少し高価ですが、上の表でもあるように長く使うのであれば必ずお得に使っていただけると思います。
ダイキン製品で言うとRXシリーズが快適に過ごしていただけると思います。
次に2階の寝室ですが、こちらはリビングとは違い人の集まり方も使用頻度も違ってきますので違う商品でいいと思います。
例えばご夫婦の寝室にはMXシリーズ、6畳の2部屋にはVXシリーズやCXシリーズでも十分快適に過ごせると思います。
■ まとめ
「エアコンを変えると電気代が安くなるってホント?」
年々、「最高気温更新しました!」とどこまでも気温が上がり、昔では考えにくかった”熱中症”という言葉が連日のように聞きます。夜は窓を開ければ涼しいということもなく、寝ている間もエアコンをつけなければ寝苦しい日々です。
しかし、毎月の電気代が・・・と心配にもなります。
そこで、ご自身のお家での過ごし方、各それぞれのお部屋の用途などをしっかり考慮しエアコン自体を選ぶともしかしたら今よりも電気代は抑えられ、さらには高機能エアコンで毎日快適に過ごすことができるかもしれません。
まずは10年以上お使いのエアコンから見直しをしてみてはいかがでしょうか?
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