セミナー96「屋根カバー工法」

写真は昨日のもので、私と仕上がった屋根です。

 
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ご依頼いただいていました、屋根の工事が終わりましたので確認してまいりました。

 
 
場所は姫路市青山、築20年のまだまだ現役のハイツです。

 
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ご依頼内容は「屋根がかなり傷んでいるようなので見てほしい」というものでした。

 
ご紹介でしたので私が伺ったのですが、今までに見た事がないような酷い状態でした。

 
築20年で、5年前に塗装をされているのです。それがこのような状態でした。

 
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5年前に塗装をされているのにカラーベスト(屋根材)がこの状態。我々の常識からしたらあり得ないのですが、理由はこちらです。

 
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縁切りがされていません。

 
私が指を指しているところはカラーベストとカラーベストの重なっているところなのですが、くっついています。

 
屋根の塗装をするとき、特に2回目の塗り替えでは、この縁切りが非常に重要なのです。

 
この話はイメージしてもらいにくいので、次回にもっと分かりやすく書くことにしますね。

 
 
ではカバー工法での施工の本題に。

 
このように傷んだ状態の改修工事で最も多いのがカバー工法と呼ばれる屋根の重ね葺き(被せ葺き)です。

 
既存の屋根をめくらず、そのままの状態で下地として使い、その上に新しい屋根材を施工するというものです。

 
 
工程としましては、まず足場を組み、高圧洗浄、そして既存の棟の板金材を撤去し、片面粘着のルーフィング材を貼るところから始まります。

 
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通常のルーフィング材はホッチキスみたいなもので固定していくんですが、カバー工法の場合はそれが不可能なので(下地が既存のカラーベストなので硬い。なのでホッチキスの芯が入らないとイメージしてください)裏面に粘着剤の付いたルーフィングを使用するんですね。

 
 
そして、その上に屋根材を加工しながら葺いていきます。

 
 
今回はニチハの横暖ルーフαSという、ガルバリウム鋼板で出来た商品をご提案しました。

 
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瓦と同じで下側から施工していきます。大原則として下の屋根材に被せて上の屋根材を葺くんですね。雨水がスムーズに流れるように。

 
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キレイに仕上がりました。

 
オーナー様にもこの写真をご覧いただきました。

 
これで20〜30年はメンテナンスフリーです。

 
 
 
明日月曜日から隣のハイツで同じ工事をします。

 
同じように塗装の施工不良からカラーベストが傷んでいますので、こちらも同じ施工をしていきます。

 
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そちらの屋根でなぜ塗って5年で屋根が傷んだか。なぜ縁切りが必要なのかを説明します。

 
 
明日に足場、明後日に高圧洗浄なので水曜日に屋根に上がってきます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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