おはようございます、今日も曇りですね。では昨日に続いて排水芯でいきます。
まず壁排水についてです。
古いトイレがありまして、床排水の場合は排水の位置が見えません。
そんな状況で、排水管のある場所を知る必要があります。なぜなら新しくするトイレの排水の位置と合わす必要があるからです。
では、どこにあるのか。
それはここを調べます。
まず型番。これがまだ見える状態でしたら、それをネット検索して、その便器がどういうものかを調べます。
そして、もう一つ。写真のようなキャップを目印にする方法。キャップの中には本体を固定するネジがあります。そして、このキャップの真横に配管があるのです。
まず先に説明します。排水芯には主に2つのパターンがあります。
1つは下の絵の排水芯の距離が20センチのパターン。私たちはミリで話をするのでこのようなトイレを排水芯200ミリ、または標準と呼んでいます。
1995年以降に新築されたり、リフォームされたおうちは(床からやりかえたリフォーム)、この頃から主流になったこの排水芯が採用されています。
2つ目のパターンは排水芯の長さがさまざまという場合です。
1995年より前のおうちはそんな規格もなく、トイレにもいろんな排水位置があり、職人さんもある程度フリーで配管を仕込んでいました。
そんなパターンのトイレをリフォーム用、リモデルタイプなどと呼んでいます。
それを調べるのに先ほどのキャップの位置を使うのです。
例えばこのような場合。
排水管があると想定される大きなキャップの位置から壁までの長さを測ると約20センチ。これは排水芯200ミリ、標準と判断し、それに対応したトイレを選びます。
このような場合。
壁から20センチ以上キャップの位置が離れているので、選ぶトイレはリフォーム用、リモデルタイプとなるのです。
トイレの中はこのようになっています。
こちらが排水芯200ミリ、標準の場合の配管です。
そして、リフォーム用の場合の配管はこのような形状になっています。
リフォーム用はアジャスター式になっていて、トイレの排水の位置と床の排水の位置を繋ぐことが可能なのです。
この必要があるのでトイレの選定のとき、排水芯は事前に把握しておく必要があるのです。
ややこしいですね、排水芯。リフォームの営業担当者でもたまに間違います。
ちなみに排水芯でトイレを選ぶと言いましたが、1種類のトイレで排水芯が標準、リフォーム用のどちらもあるんですよ。
PanasonicのアラウーノS141が欲しいとなった場合も、そのトイレの標準タイプかリフォームタイプかを選ぶんですね。
では、今日もここまでにしていきます。
排水芯には主に2つのパターンがあるという話でした。
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