こちらは2件とも来月にリフォームをさせていただくおうちの床です。
2件とも築40年くらいです。
共通して床が一部ブカブカしています。
今日は床の話です。
30年以上前のおうちの多くは捨て貼りをしていません。
捨て貼りというのはこういうものです。
昔は、フローリングは根太という柱の上に直接貼っていました。
なのでどうしても年数が経ってくると、湿気や傷みで足で踏んだら凹むようなところが出てきやすいのです。
現在はその根太とフローリングの間にもう1枚、構造用合板などを貼るのです。
おもてから見えないので捨て貼りと言います。
畳のサイズで、これが大きな面となり、踏まれたときの力を分散させ、そして床下からの湿気をフローリングが直接吸収するのも防ぐ役割を担っています。
最初の写真の2件はどちらもこれからフローリングを上貼りします。
こうすることによって今のフローリングが捨て貼りと同じ役割になるんですね。
30年くらい前はあまりされておらず、今はスタンダードな工法である捨て貼りについてでした。
-
Twitter