今工事中の現場なんですが、コンクリートを打っています。
コンクリートを打つときなんですが、鉄筋を入れているのをご覧になったことはありますよね。
大きなマンションやビルなどの建物では、コンクリートの中で太い鉄筋がグルグル交錯していますし、車を止める駐車場の土間の中にもしっかり入っています。
よく、ブロック塀から錆びた鉄筋がピーんと伸びているのを見かけますよね。あんな風に、コンクリートと鉄筋は一心同体、コンビです。
ではなぜなんでしょう。
それはコンクリートと鉄筋がちょうど2つの異なる性質を持っているからなんですよ。
まずコンクリートですが、2方向から引っ張りますと。
すぐに割れます。
それなのに、同じく2方向から押すと(圧縮)
相当な力がかかるまで何の変化もないんです。強い。
鉄筋を同じように引っ張りますと
変化なし。強く
押すと
すぐにフニャっと曲がるんですね。
このように、ちょうど逆の性質があるので、2つをミックスさせて施工しているんです。
この性質を見つけた人って偉いですよね。また町でそういう光景を見かけたら思い出してみてくださいね。
2つがきっちり規定量で合わさったら安心です。
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