おうちの屋根の一番高いところを「棟(むね)」と言います。そして、その棟を作る瓦を「のし瓦」と言います。
こののし瓦、雨が侵入するのを防ぐためにこんなふうに段々で積んでいるんですよ。
赤土と、一枚一枚現場で形を合わせた瓦を組み合わせていきます。
職人技でしょう。
オレンジナイトがさせていただた現場ですが、まるで機械で作ったかのようにピシーっと揃っていますし、ほんの少しずつ段になっています。
屋根は全てこのように雨が水下に流れていくように葺いていきます。
下からではなかなかそこまで見えませんが、職人さんが全て手作業で自分の感覚で造作しているんですよ。
こちらもご覧ください。職人技を。
棟の中でも隅棟(すみむね)と言われる部分です。
きれいな曲線になっています。美しいです。じわじわと曲げてきているんですね。入母屋の和風の屋根がカッコ良く見えるのはそういう技術のたまものなのですね。
あっ、このいぶし瓦は三州ですよ。
いぶしでブツブツがあると三州瓦、ツヤツヤは淡路瓦でしたね。
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