自動でフタが開いたり、自動で流れたりするトイレ、今では珍しくありません。
コロナの影響で、さわらなくてもよいので衛生的だと、一層その売れ行きは加速しているように思えます。
ではその自動のしくみですが、なぜトイレは人がトイレに入ってきたことが分かり、フタを開けてくれるのでしょうか。
答えは熱を感じているからなのです。
まずここで感じています。写真の中央の丸いところ。
こちらはPanasonicの現行モデル「アラウーノL150」ですが、フタを閉めるとこのような感じです。
以前のモデルはPanasonicでもLIXILでも、トイレに黒い部分があったと思いますが、現在はデザイン重視でよりセンサー部はより分かりにくくなっています。
このセンサーが、人が近づいてきたときに起こる周辺の温度の変化を感じ、フタを開けるのです。
自動洗浄も同じです。そこにいた人がいなくなり、周辺温度が下がるから水が流れるんですよ。温度が下がることで人がいなくなったとトイレは判断するんですね。
参考までに、ウンチをしているのか、おしっこなのかを、各社トイレはその座っている時間で判断しています。
男性が座ってオシッコをするのにだいたい10秒でいいでしょう。20秒もまずかかりません。なのでトイレは小で流しています。
ウンチは20秒で出たとしても、ウオシュレットでの洗浄や、トイレットペーパーで拭くのに30秒かかるとして50秒。
この50秒をトイレは判断基準とし、ウンチや紙も一緒に流れると予測し、大で流しているのです。
まとめですが、トイレの自動開閉、自動洗浄は熱を感知し起こる。
そして、そこに滞在している時間で、大か小かを判断している。
トイレもどんどん賢くなっていきますよね。これからすぐ未来のトイレは健康状態を検知するのがテーマのようですよ。
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