お客様の多くの方が「エコジョーズとガス給湯器って何が違うんだろう」と思われています。
確かに見た目もほとんど同じですし、エコジョーズもガス給湯器には違いありません。
今日は難しい話ですのでゆっくり読んでくださいね。
そもそもエコキュートは熱いお湯をタンクの中にキープしています。それを使う仕組みですよね。
では、ガス給湯器にはそんなタンクはありません。キープが無いのです。
ガス給湯器の仕組みは「水道水をその瞬間に温める」というものです。
外部から水道水の通る管がガス給湯器の中に入ります。
そして、その管をガス給湯器の中でバーナーで熱しているのです。
水が熱せられ、その管を通りながらお湯に変化し、我々のお風呂や洗面、台所の蛇口にやってきているのです。
お湯の温度の微調整はその蛇口でやっています。お湯と水の配合をそこで変えて温度で表現しているんです。
ではここからが重要です。
エコジョーズもガス給湯器もそれは同じなのですが、そのお湯を温めるときに排熱が出ます、その排熱をどうするかで、エコジョーズとガス給湯器の違いが生まれるのです。
ガス給湯器は水道水をバーナーで1回熱します。その際にでる排熱をそのまま本体の外に出しています。穴がありますよね。あのガスの匂いはその排熱です。
エコジョーズは我々がお湯として使う直前に本気で熱します。しかしこれは2回目なんです。
1回目はこの2回目の本気で熱して出た排熱を利用して、外に出す前に本気では無い力で水道水を温めているんです。
このうっすら温まったお水を2日目で本気でお湯にする。
2回目は本気なんですが、すでにうっすらお水がお湯に変わっているので本気が全力でなくても良いのです。
温める回数、ガス給湯器は1回なので全力本気。
エコジョーズは1回目としてすでに、2回目として行う本気の余力でうっすらお水が温まっているから、2回目の本気は全力でなくても良い。
なので効率が良いのです。
これはオレンジナイトのエコジョーズとガス給湯器の本体の販売価格の例です。
同じリンナイで、24号、フルオートです。工事費は同じですのでその差は2万円です。
ランニングコストを考えますと、ガス給湯器のガス代が年間8万円だとしますと、エコジョーズでは68000円になります。約15%下がるので。
ではその差は12000円ですよね。
本体の金額差は2万円だとしても2年ですでに元がとれます。
イニシャルコストは少々高いですがエコジョーズの方がお得です。
このように説明すると、私の経験上、ほとんどのお客様はエコジョーズを選択されます。私の家でもそうします。
二酸化炭素の排出量も同じく15%、エコジョーズの方が少ないので地球にも貢献ですよねが決めセリフです。
エコジョーズとガス給湯器の違いでした。
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