社長の日記「つみかさね」

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2024年06月25日

ヒョウの被害から保険を考える

ヒョウの被害の対応をこの3ヶ月やってきて、保険について考えることが多かった。

 
現在、保険に関していくつかこんなふうに思っている。

 
まず、保険、これはある程度お金がある人は入らなくても良いものではないか。

 
ある程度お金がある方々は、自らそのお金を運用した方が利回りは良いだろう。

 
また、お金がある人は、火災保険にしてもがん保険にしても、それに出くわした時、お金がなくて困ることはない。

 
それならば毎月、いつ使うか、また使わないかもしれない保険に対して、お金を払い続ける行為はどうなのだろう。

 
ただ、預貯金が全然ない人は毎月数千円でも入っていた方が良いと思う。自分で運用しても運用額が少ないから保険代をカバーできない。

 
しかし、現実にはお金がある人が保険に入っており、ない人が節約のためにと無保険なような気がする。あくまで統計上であり、絶対ではないが。

 
 
リフォーム屋として、例えば今回のようなヒョウ被害があり、そのお客様の保険金の免責が10万円であるならば、見積もりが仮に8万円だったとしても10万円の見積もりを作成してあげたら良いと思う。

 
その2つの見積り書のうち、どちらを保険会社に提出するかはお客様の判断であるし、見積りは言葉通り見積りである。

 
最も、そのお客様が初めてのお客様ならそれはする必要はない。

 
金儲けをしたくて保険の見積もりを多めに作るのが正義だと言っているのではない。

 
私は顧客に対し、多少の便宜を図るのは当然の使命だと思っているし、それが立場上正しいと思っている。

 
逆の立場であれば、頑なにそれは出来ませんというような営業担当者は使えないなと考える。

「何もんじゃお前は」くらい思うだろう。

 
世の中にはグレーゾーンというものがあり、白か黒ではないのだ。

 
また、車の保険と違い、火災保険は使用したからといって翌年上がるわけではないし、ほとんどの人がそれを使用したことがないもので、相当な保険金を毎年払うだけ払っている。

それを多少取り戻しても保険会社は痛くも痒くもないのだ。

 
大手損保は既得権益者であり、それに対抗するのが私は庶民の味方だと思っているし、それが正義である。保険金詐欺でもなんでもない。

 
それは保険会社の作った言葉であり、保険会社はグレーゾーンも見越して保険金を設定しているので、本当に必要な額以上にとっているはずである。

 
保険の仕組みはそれは巧妙に出来ていて、現在大手損保の株価もぐんぐん上がっていますし、この夏の彼らの賞与の額もびっくりする額であるのは紛れもない事実である。それは保険金から出ていると思うが違うだろうか。

 
 
とにかく、保険はいらないものには入る必要はないなと考えるに至る。自分で運用する方がリターンが大きい。

 
また、保険金をできるだけ大切な顧客のために引っ張ってあげるのが優秀なリフォーム担当者である。そこが戦いである。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 07:29
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