英国の国葬をテレビでちょっと観て思ったこと。
天皇陛下はオーラがある。日本人で良かった。
エリザベス女王は本当に英国で敬愛された存在なんだなぁ。
イギリス人のする表現「女王の国葬に参加できて光栄」「こうやって並んで、女王と最後の別れをするのは私の務め」個の役割というものにアンデンティティをしっかり持っている。
国歌を大きな声で歌うって良いよな。真の独立国は毎日歌うものだ。日本人もそうでないと。
英国のような教育をしてほしい。したい。してほしかった。
権威と権力。似て非なるもの。しかし全然違うよな。権威と権力。深いなぁ。
天皇陛下がバスに。何も起こりませんように。心配だ。
天皇陛下やエリザベス女王はその人であることに価値がある。
米国のバイデンやフランスのマカロンは大統領という役割をしている人という値打ち。
どちらがどうということはないが、繰り返すが、ここが権威と権力の大きな違いか。
英語で訳すと天皇陛下だけがエンペラー。他の全ての国王はキング。
何か嬉しい。世界で最古、天皇家。日本人は誇りに思わないと。
そう思わなくなったのは戦後の米国の政策の賜物だ。
エリザベス女王もすごい方だと思うが、日本人はもっともっともっと天皇をいただく国であることを誇るべきだ。
国家や国旗を学校で教え、国家元首を敬うことを教え、そんな国民であることを教えるべきだ。
世界市民というくくりなど現在もこれからもない。全て国単位だ。
グローバルも大事だが、ナショナリズムこそが本質だ。
英国やイギリス人をみていて素晴らしいなぁと思った。
これが戦勝国、独立を保ってきた国である。
2022年09月20日
英国やイギリス人をみていて素晴らしいなぁと思った
posted by orangeknight at 20:19
2022年09月19日
鈴木忠平さんの「虚空の人」を読みました
「虚空の人」を読みました。鈴木忠平さんが書いた本なので選びました。
前作の「嫌われた監督」は落合さんのファンなので読んだのですが、鈴木氏の取材力、そして心の内面というか深いところにある闇、また機微を洞察する力に感嘆し、本屋でこの本を目にし即座に手にしました。
今回の「対象」は清原和博さんだった。誰もが知るスター。
清原さんの幼少時からPL学園入学における話、甲子園決勝でのホームラン、桑田さんとのドラフト、そしてプロ野球、覚醒剤から現在までの出来事が、あたかも著者が全て目の当たりにしていたかのように記されていた。
この本を読み、やはりテレビなどでの清原さんは演じられているもので、その内面は全く違うのだなぁと感じた。タイトルにもあるように虚空なのだと。他人が面白く、おかしく感じるのはその瞬間であり、その後は無関心となる。
それが上手く表現されていたのが292ページの岸和田で取材した男たちの言葉であったように思う。
「正直、祭りなんてなんでやっているのか分からんのよ。祭りの日が来るまでは面倒くさいことばっかりや。でもな、だんじり引っ張って、やりまわしを決めた瞬間はシャブなんか比べものにならんくらい気持ちええで。すっこーんて何もかんも吹っ飛ぶ。あの一瞬のためにやっとるんやろうな。そんで祭りが終わったらまた退屈が始まる。もうこんな面倒くさいことやめようかなって思ってる。」
著者は上記の直後にこう記している「もし、清原の人生があの甲子園の決勝戦だけであったなら。ホームランの一瞬だけであったなら。私はそう考えたりもした。だが、祭りが終わったあとも人生は続いていく。だんじりが通り過ぎたあと、ホームランの歓声が消えたあとには平坦な道が残されているだけだ。人はその日常をもがきながら生きていくしかない。」
上手な対比であり、誰しもに同じようにそういうものがあることを表している。
本当に上手い。岸和田での取材はあまり成果が得られなかったように書かれていたが、この一文でアパートを借り、何泊何泊もした甲斐があったなぁと親のように感じた。この一文を感じれる、気付けるのが才能か。
実際に目撃していない過去を、眼前で今起こっているように感じさせるタッチと、その過去に浸っている読者を、一瞬で今現在に戻す文章の書き方がやはり好きだった。
取材をして、こんなふうに書けたらいいなぁ。
羨ましい才能だと感じる1冊でした。
前作の「嫌われた監督」は落合さんのファンなので読んだのですが、鈴木氏の取材力、そして心の内面というか深いところにある闇、また機微を洞察する力に感嘆し、本屋でこの本を目にし即座に手にしました。
今回の「対象」は清原和博さんだった。誰もが知るスター。
清原さんの幼少時からPL学園入学における話、甲子園決勝でのホームラン、桑田さんとのドラフト、そしてプロ野球、覚醒剤から現在までの出来事が、あたかも著者が全て目の当たりにしていたかのように記されていた。
この本を読み、やはりテレビなどでの清原さんは演じられているもので、その内面は全く違うのだなぁと感じた。タイトルにもあるように虚空なのだと。他人が面白く、おかしく感じるのはその瞬間であり、その後は無関心となる。
それが上手く表現されていたのが292ページの岸和田で取材した男たちの言葉であったように思う。
「正直、祭りなんてなんでやっているのか分からんのよ。祭りの日が来るまでは面倒くさいことばっかりや。でもな、だんじり引っ張って、やりまわしを決めた瞬間はシャブなんか比べものにならんくらい気持ちええで。すっこーんて何もかんも吹っ飛ぶ。あの一瞬のためにやっとるんやろうな。そんで祭りが終わったらまた退屈が始まる。もうこんな面倒くさいことやめようかなって思ってる。」
著者は上記の直後にこう記している「もし、清原の人生があの甲子園の決勝戦だけであったなら。ホームランの一瞬だけであったなら。私はそう考えたりもした。だが、祭りが終わったあとも人生は続いていく。だんじりが通り過ぎたあと、ホームランの歓声が消えたあとには平坦な道が残されているだけだ。人はその日常をもがきながら生きていくしかない。」
上手な対比であり、誰しもに同じようにそういうものがあることを表している。
本当に上手い。岸和田での取材はあまり成果が得られなかったように書かれていたが、この一文でアパートを借り、何泊何泊もした甲斐があったなぁと親のように感じた。この一文を感じれる、気付けるのが才能か。
実際に目撃していない過去を、眼前で今起こっているように感じさせるタッチと、その過去に浸っている読者を、一瞬で今現在に戻す文章の書き方がやはり好きだった。
取材をして、こんなふうに書けたらいいなぁ。
羨ましい才能だと感じる1冊でした。
posted by orangeknight at 13:38
2022年09月18日
来るな。今回の台風は
明日台風は来る。
いつも被害のない播州ではあるが、このたびはそれなりのことになりそうだ。
今日も昼間、車で走っているとあちこちに足場が建ってあった。そして、その足場に使われている養生ネットの巻き取りが、中途半端な現場が散見された。
こんなことを書き、自分のところで事故が起こればそれ見た事かと言われる。それも分かった上ではあるが、姫路の建築屋は「台風は来ない。そこまででかいのは来ない」と思っている。
なのであのような足場が各地にあり、また、未だにのぼりや野立て看板がそのままなのだろう。
まぁ大丈夫だろうと経営者、現場監督から職人の多くが思っている。なので足場の養生ネットを撤去したり、細く巻いたりしていないのだ。
ヨットの帆と同じにしか見えない。非常に嫌な予感がする。
平和ボケした日本人は戦争が起こるなんて、他国が攻め込んで来るなんて考えない。
平和ボケ度0%で生きていると、いろんなことを想定し、故に恐ろしく、常に臨戦態勢となるので疲れる。嫌だなぁとは思う。決してマイナス思考ではない。しかし、絶対に来るし、歴史は繰り返す。パクスロマーナは永遠ではなかった。
台風や大雨が来れば、現代では桶屋ではなくリフォーム屋は儲かると思われがちだ。
確かに工事の依頼は増えるが、ただ、人の不幸で儲けたいなんて毛頭思わないし、嬉しくない。
屋根の葺き替え依頼は、平時は嬉しいが、災害時は嬉しいなんて思わないのだ。
会社を15年やっていたら、台風、大雨で自社の施工へのクレームの類も多く来る。傘をさしていると上からの雨は体に当たらないが、吹き降りは体を濡らす。
台風はそれと全く同じなのだが、リフォーム屋はそこを責められる。そして忙しくなる。
対応できるキャパの範囲内では幸せはお届けできるが、それを超えるとかえって会社の信頼を損なうことがある。
なので、必要以上の屋根工事を受けないし、受けられない。
こんなことを書いているが、あわよくば台風、外れてください。お願いします。
自然災害の被害での特需はいらない。
火曜から、いつもの倍、走り回る覚悟だ。
オレンジナイトの現場で事故が起こらないよう明日再確認しよう。
いつも被害のない播州ではあるが、このたびはそれなりのことになりそうだ。
今日も昼間、車で走っているとあちこちに足場が建ってあった。そして、その足場に使われている養生ネットの巻き取りが、中途半端な現場が散見された。
こんなことを書き、自分のところで事故が起こればそれ見た事かと言われる。それも分かった上ではあるが、姫路の建築屋は「台風は来ない。そこまででかいのは来ない」と思っている。
なのであのような足場が各地にあり、また、未だにのぼりや野立て看板がそのままなのだろう。
まぁ大丈夫だろうと経営者、現場監督から職人の多くが思っている。なので足場の養生ネットを撤去したり、細く巻いたりしていないのだ。
ヨットの帆と同じにしか見えない。非常に嫌な予感がする。
平和ボケした日本人は戦争が起こるなんて、他国が攻め込んで来るなんて考えない。
平和ボケ度0%で生きていると、いろんなことを想定し、故に恐ろしく、常に臨戦態勢となるので疲れる。嫌だなぁとは思う。決してマイナス思考ではない。しかし、絶対に来るし、歴史は繰り返す。パクスロマーナは永遠ではなかった。
台風や大雨が来れば、現代では桶屋ではなくリフォーム屋は儲かると思われがちだ。
確かに工事の依頼は増えるが、ただ、人の不幸で儲けたいなんて毛頭思わないし、嬉しくない。
屋根の葺き替え依頼は、平時は嬉しいが、災害時は嬉しいなんて思わないのだ。
会社を15年やっていたら、台風、大雨で自社の施工へのクレームの類も多く来る。傘をさしていると上からの雨は体に当たらないが、吹き降りは体を濡らす。
台風はそれと全く同じなのだが、リフォーム屋はそこを責められる。そして忙しくなる。
対応できるキャパの範囲内では幸せはお届けできるが、それを超えるとかえって会社の信頼を損なうことがある。
なので、必要以上の屋根工事を受けないし、受けられない。
こんなことを書いているが、あわよくば台風、外れてください。お願いします。
自然災害の被害での特需はいらない。
火曜から、いつもの倍、走り回る覚悟だ。
オレンジナイトの現場で事故が起こらないよう明日再確認しよう。
posted by orangeknight at 21:15
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