社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2022年09月18日

来るな。今回の台風は

明日台風は来る。

 
いつも被害のない播州ではあるが、このたびはそれなりのことになりそうだ。

 
今日も昼間、車で走っているとあちこちに足場が建ってあった。そして、その足場に使われている養生ネットの巻き取りが、中途半端な現場が散見された。

 
こんなことを書き、自分のところで事故が起こればそれ見た事かと言われる。それも分かった上ではあるが、姫路の建築屋は「台風は来ない。そこまででかいのは来ない」と思っている。

 
なのであのような足場が各地にあり、また、未だにのぼりや野立て看板がそのままなのだろう。

 
まぁ大丈夫だろうと経営者、現場監督から職人の多くが思っている。なので足場の養生ネットを撤去したり、細く巻いたりしていないのだ。

 
ヨットの帆と同じにしか見えない。非常に嫌な予感がする。

 
平和ボケした日本人は戦争が起こるなんて、他国が攻め込んで来るなんて考えない。

 
平和ボケ度0%で生きていると、いろんなことを想定し、故に恐ろしく、常に臨戦態勢となるので疲れる。嫌だなぁとは思う。決してマイナス思考ではない。しかし、絶対に来るし、歴史は繰り返す。パクスロマーナは永遠ではなかった。

 
 
台風や大雨が来れば、現代では桶屋ではなくリフォーム屋は儲かると思われがちだ。

 
確かに工事の依頼は増えるが、ただ、人の不幸で儲けたいなんて毛頭思わないし、嬉しくない。

屋根の葺き替え依頼は、平時は嬉しいが、災害時は嬉しいなんて思わないのだ。

 
会社を15年やっていたら、台風、大雨で自社の施工へのクレームの類も多く来る。傘をさしていると上からの雨は体に当たらないが、吹き降りは体を濡らす。

台風はそれと全く同じなのだが、リフォーム屋はそこを責められる。そして忙しくなる。

 
対応できるキャパの範囲内では幸せはお届けできるが、それを超えるとかえって会社の信頼を損なうことがある。

 
なので、必要以上の屋根工事を受けないし、受けられない。

 
 
こんなことを書いているが、あわよくば台風、外れてください。お願いします。

 
自然災害の被害での特需はいらない。

 
 
火曜から、いつもの倍、走り回る覚悟だ。

 
オレンジナイトの現場で事故が起こらないよう明日再確認しよう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 21:15
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