テレワークというのは便利な働き方である。
これを知れたのも、また、取り入れられたのも、コロナ騒動のおかげだと感謝している。
そして、現在こう思っている。
テレワークというのは今後こんな感じになる。
まず、営業系のテレワークは滅ぶ。
対面に勝る営業は無いし、画面の向こうでしか営業をしない相手から、顧客を奪うのはいとも簡単であり、彼らは存続できなくなる。
情が湧かないのだ。また、画面を消して終わりという営業マンの変わりは、そこがネットのすごいところ、たくさんいるのだ。
良い点もあるが、営業系はやはり対面である。
ネットショッピングとはまた違い、商取引は波長の合う相手ということが一番だ。
事務処理も便利ではあるが、これがメインとは到底なり得ない。やってみて分かった。
補足程度には出来ても、出社し、周りに仲間がいて働ける環境こそ真に効率的である。
いくら通勤時間がなくなると言っても、実際に働いている時間に産む生産物は雲泥の差であろう。
たまにはテレワークは出来ても、それが毎日となると、そんなに集中してできるほど人間は強くない。
それができるなら、全員が完全に結果が全ての自営業者になればいい。
自由というのはそれに伴ったリスクがあるから自由なのだ。
リスクのない自由は、やがて働いている人自体の滅亡、AIへのチェンジを強いられるとここ数年強く感じる。
まぁ、補助的にはテレワークというものは便利だ。また、1人で仕事をしているような人にとっては素晴らしい世の中なのだろう。
しかし、会社という仕組みはそれはそれで素敵なものだ。
朝決まった時間におはようございますと行かないと行けないから、朝、眠いと言いながら起きるのだ。
身だしなみをきちんと整えるって大切だ。
人は見た目で判断できる。他人に見られているということは自分自身をシャキッとさせる。
マスクをしているからと無精ヒゲの人がいるが、そんな人が自宅にいるとどれだけ汚くなるか想像できるだろう。
楽しいこと、辛いこと、いろんなことが毎日ある。
でも、他人と直に接するから人は成長する。目に前にいるからモノも分け合えるし、ストレスもかかる。
それがコミュニケーション。
テレワークとはそういうものかなと考えます。
2022年06月20日
テレワークについて
posted by orangeknight at 10:01
2022年06月19日
お客様の中に入るから
リフォーム業と言うものはお客様のおうちの中に入っていく仕事だ。
特に営業を担当する者はお客様と直接話をする訳だから、中に入らないと行けない。
中とは家の中という事もあるが、内情である。
トイレやエコキュートの取り替えだけではそこまで深くないかもしれないが、水廻りのリフォームや、増改築など、大きな工事の成功にはそれが欠かせない。
お客様がリフォームをする理由は「現状に対する不満と不便」というのが定義である。これ以外は私は無いと考えている。
そして、何に不満と不便を感じておられるのかを把握すること、また、家族構成、その家族の今後の展開から健康状態などを理解した上で、プランや工事を進めるからこそ成功へと近づく。
大層な表現かもしれないが、これからこのご家庭はこういうふうに進んでいくというビジョンは把握するべきだ。
新規のお客様は、相見積もりを取られる方が多い。
これは相手がどういう会社か分からないという点、相場観などを知りたい、などから分からないではないが、前述のことを尋ねてこない会社や担当者を選んでしまうと大体工事はうまくいかない。
我々建築関係はみんな思っているが、「リフォームというものは、全て成功して終わるものではない」。
そんな簡単な世界ではない。
工事が大きくなればなるほど、完工した時に「頼んでよかった!」とお客様が感じているかといえばそんな事はない。
最初は良いが、終わりが全然ダメというのが、リフォームの世界のあるあるなのだ。
どんな大きな会社でも、リフォーム専門店でも、家電量販でも個人の工務店でも同じ。
昔から近所の工務店の悪口を言う人は多いでしょう。そういうものだからです。理不尽が多い世界でもあるがそういうものだ。
大きなリフォームをされたことがある方ならご理解いただけるだろう。
偉そうに私も書いているが、今もお客様によって全て異なる満足をご提供できているかといえばそんな事はないかもしれないし、未熟だった20代の頃は「あんたに頼まんかったらよかった」と言われたこともある。
なぜこのリフォームをするのかを聞いてこない営業担当者はだめだ。不満と不便を解消したうえで仕事をいただくというのが正しいのだが、彼らは己の売上が一番にある。
またお客様もなぜこのリフォームをするのかを言った方が良い。金額だけ、表面上の付き合いでは満足どころか、感動など得られない。
お客様の中に入る。もちろんずかずか入ってはいけない。デリカシーは大切だ。しかし、当たり障りのある話はした方がいい。
だからこそ、終わったときに「頼んでよかった」と言っていただける。
モノを売って終わる営業ではなく、コトを売り、そこから始まるコトの提供。そこは深い世界なのだ。
リフォームの営業を22年していて、そのご家庭の内情を誰にも言っていないことなんて事はザラにある。
これを墓場まで持っていくということか。
「実はね」とお客様が語ってくれた内容は、工事をするにあたり、担当の私だけが知っておれば良いことが多い。なので、社内でも、職人にも誰にも言わない。
ただ、お客様のご意向を尊重し、お客様の言葉を自分の言葉で進めるだけだ。
お客様はだいたい私より年長、皆様人生いろいろあったのだ。なのでそれも分かっていただいているだろう。
お客様にそれが伝わり、信用から、信頼に発展すると思う。
特に営業を担当する者はお客様と直接話をする訳だから、中に入らないと行けない。
中とは家の中という事もあるが、内情である。
トイレやエコキュートの取り替えだけではそこまで深くないかもしれないが、水廻りのリフォームや、増改築など、大きな工事の成功にはそれが欠かせない。
お客様がリフォームをする理由は「現状に対する不満と不便」というのが定義である。これ以外は私は無いと考えている。
そして、何に不満と不便を感じておられるのかを把握すること、また、家族構成、その家族の今後の展開から健康状態などを理解した上で、プランや工事を進めるからこそ成功へと近づく。
大層な表現かもしれないが、これからこのご家庭はこういうふうに進んでいくというビジョンは把握するべきだ。
新規のお客様は、相見積もりを取られる方が多い。
これは相手がどういう会社か分からないという点、相場観などを知りたい、などから分からないではないが、前述のことを尋ねてこない会社や担当者を選んでしまうと大体工事はうまくいかない。
我々建築関係はみんな思っているが、「リフォームというものは、全て成功して終わるものではない」。
そんな簡単な世界ではない。
工事が大きくなればなるほど、完工した時に「頼んでよかった!」とお客様が感じているかといえばそんな事はない。
最初は良いが、終わりが全然ダメというのが、リフォームの世界のあるあるなのだ。
どんな大きな会社でも、リフォーム専門店でも、家電量販でも個人の工務店でも同じ。
昔から近所の工務店の悪口を言う人は多いでしょう。そういうものだからです。理不尽が多い世界でもあるがそういうものだ。
大きなリフォームをされたことがある方ならご理解いただけるだろう。
偉そうに私も書いているが、今もお客様によって全て異なる満足をご提供できているかといえばそんな事はないかもしれないし、未熟だった20代の頃は「あんたに頼まんかったらよかった」と言われたこともある。
なぜこのリフォームをするのかを聞いてこない営業担当者はだめだ。不満と不便を解消したうえで仕事をいただくというのが正しいのだが、彼らは己の売上が一番にある。
またお客様もなぜこのリフォームをするのかを言った方が良い。金額だけ、表面上の付き合いでは満足どころか、感動など得られない。
お客様の中に入る。もちろんずかずか入ってはいけない。デリカシーは大切だ。しかし、当たり障りのある話はした方がいい。
だからこそ、終わったときに「頼んでよかった」と言っていただける。
モノを売って終わる営業ではなく、コトを売り、そこから始まるコトの提供。そこは深い世界なのだ。
リフォームの営業を22年していて、そのご家庭の内情を誰にも言っていないことなんて事はザラにある。
これを墓場まで持っていくということか。
「実はね」とお客様が語ってくれた内容は、工事をするにあたり、担当の私だけが知っておれば良いことが多い。なので、社内でも、職人にも誰にも言わない。
ただ、お客様のご意向を尊重し、お客様の言葉を自分の言葉で進めるだけだ。
お客様はだいたい私より年長、皆様人生いろいろあったのだ。なのでそれも分かっていただいているだろう。
お客様にそれが伝わり、信用から、信頼に発展すると思う。
posted by orangeknight at 09:39
2022年06月18日
毎朝メールに登場する2人 後編
朝一で神戸の兵庫区の現場に行き、加古川の神野町の現場を確認し帰ってきました。
では、昨日の続編を書きます。
松下さんは何時にメールを送ってもすぐに返信が来る。問合せや見積り、プレゼンの作成メールを会社に送っているのだが、数秒で返ってくる。まるで自動返信機能が付いているように。
昨日も松下さんの所属する会社の社長である大塚さんがうちの会社に来られていたので、そのことで話をした。
ちなみにこの大塚さんがいるのでオレンジナイトの今があると言っても過言ではない。大塚さんに創業期に出会わなければ、LIXILをはじめとした仕入れルートは、今のようにオレンジナイトに開かれていなかっただろう。間違いない。
それについてもまた書きたい。
そんな恩もあり、大塚さんが社長になった後の後継の松下さんとの付き合いが始まった。
松下さんはLIXILの出身だ。数年前からその会社に転籍された。
大塚さんが後継にしただけあって大した人だ。
昨日の柴田がセンスのある努力家だとすると、松下さんは昭和スタイルで食らいつく。
冒頭でも書いたが、とにかく早朝から夜中まで働いている。いつでも会社にいるようだ。住んでいるのかと勘繰る。
休みの日もいる。休みだと思い、週明けのことをメールすると即レスがあるのはザラだ。
その仕事ぶりにも感心するが、何がありがたいかというと「いつでも連絡が取れる」ということだ。
昨今、休みを主張するビジネスパーソンが普通であるし、それが認められる世の中ではあるが、一概に「ありがたい」と感じることのトップに「いつでも連絡が取れる」ということがあるのではなかろうか。
簡単そうに感じるが、これは大変なことである。
でも、エンドユーザーや、我々営業マンや現場の職人にとって、何か起こったときに連絡が取れるというのはすごいありがたいことである。そのさきの動きが天と地くらい変わるから。
根性の無い、中途半端エリートの多いメーカーの社員だったとは思えないのだ。
現場にもよく来るし、提案営業もしてくれる。
帰社時間がバラバラのうちの従業員みんなに会いたいからと、玄関先で数時間待機なんて事もする。
少々きつく言ってもケロッとしていますから(自社に帰社し、社長の大塚さんに怒られたとしょげているらしいですが)、次また普通に話が出来る。
近頃の特に若い者は、一度ガツンと言うと距離を置く人が多い。そんなことをしたらますます関係がダメになるのに、もう次来れない。松下さんは平然としているから物が言いやすく助かる。
ちなみにきつく言うタイプの人は、少々ぐいぐい寄ってくる人の方が好む傾向があるのに。多分、そんな人自体が少ないのだろうが、長年営業をしていてそれは一概に言えると感じるし、社会的に立場のある人、地位のある人ほど、そうやっていけば可愛がられるものだ。
営業マンにはいろんなタイプの人がいるが、松下さんのような人がいると非常に助かるし、そんな人が会社に1人でも2人でもいるととてもありがたいものだ。
これからも長くお付き合いしていただきたいし、今の仕事のやり方を全うしていただきたいと思います。感謝しています。
最後になりますが、この2人の素晴らしい営業マンの向こうにはどちらも優秀な事務方がいる。
判断は彼らがしているのだが、それを事務処理したり、補助したりはそれぞれの事務の方々がされている。
どちらの事務の方の能力も高いと思うが、松下さんのいる会社の事務の方は、今まで長い付き合いですがミスったことがないのでは無いかと思うくらい完璧だ。
また、視野が広く、ここで自分がこうしたらこのようになるという動きをされているので、一層松下さんが力を発揮できていると感じる。
うちもそうだが、力を発揮するには裏方は重要だ。
そんなふうに思っています。
また2人には来週からも力を貸していただきたいです。
では、昨日の続編を書きます。
松下さんは何時にメールを送ってもすぐに返信が来る。問合せや見積り、プレゼンの作成メールを会社に送っているのだが、数秒で返ってくる。まるで自動返信機能が付いているように。
昨日も松下さんの所属する会社の社長である大塚さんがうちの会社に来られていたので、そのことで話をした。
ちなみにこの大塚さんがいるのでオレンジナイトの今があると言っても過言ではない。大塚さんに創業期に出会わなければ、LIXILをはじめとした仕入れルートは、今のようにオレンジナイトに開かれていなかっただろう。間違いない。
それについてもまた書きたい。
そんな恩もあり、大塚さんが社長になった後の後継の松下さんとの付き合いが始まった。
松下さんはLIXILの出身だ。数年前からその会社に転籍された。
大塚さんが後継にしただけあって大した人だ。
昨日の柴田がセンスのある努力家だとすると、松下さんは昭和スタイルで食らいつく。
冒頭でも書いたが、とにかく早朝から夜中まで働いている。いつでも会社にいるようだ。住んでいるのかと勘繰る。
休みの日もいる。休みだと思い、週明けのことをメールすると即レスがあるのはザラだ。
その仕事ぶりにも感心するが、何がありがたいかというと「いつでも連絡が取れる」ということだ。
昨今、休みを主張するビジネスパーソンが普通であるし、それが認められる世の中ではあるが、一概に「ありがたい」と感じることのトップに「いつでも連絡が取れる」ということがあるのではなかろうか。
簡単そうに感じるが、これは大変なことである。
でも、エンドユーザーや、我々営業マンや現場の職人にとって、何か起こったときに連絡が取れるというのはすごいありがたいことである。そのさきの動きが天と地くらい変わるから。
根性の無い、中途半端エリートの多いメーカーの社員だったとは思えないのだ。
現場にもよく来るし、提案営業もしてくれる。
帰社時間がバラバラのうちの従業員みんなに会いたいからと、玄関先で数時間待機なんて事もする。
少々きつく言ってもケロッとしていますから(自社に帰社し、社長の大塚さんに怒られたとしょげているらしいですが)、次また普通に話が出来る。
近頃の特に若い者は、一度ガツンと言うと距離を置く人が多い。そんなことをしたらますます関係がダメになるのに、もう次来れない。松下さんは平然としているから物が言いやすく助かる。
ちなみにきつく言うタイプの人は、少々ぐいぐい寄ってくる人の方が好む傾向があるのに。多分、そんな人自体が少ないのだろうが、長年営業をしていてそれは一概に言えると感じるし、社会的に立場のある人、地位のある人ほど、そうやっていけば可愛がられるものだ。
営業マンにはいろんなタイプの人がいるが、松下さんのような人がいると非常に助かるし、そんな人が会社に1人でも2人でもいるととてもありがたいものだ。
これからも長くお付き合いしていただきたいし、今の仕事のやり方を全うしていただきたいと思います。感謝しています。
最後になりますが、この2人の素晴らしい営業マンの向こうにはどちらも優秀な事務方がいる。
判断は彼らがしているのだが、それを事務処理したり、補助したりはそれぞれの事務の方々がされている。
どちらの事務の方の能力も高いと思うが、松下さんのいる会社の事務の方は、今まで長い付き合いですがミスったことがないのでは無いかと思うくらい完璧だ。
また、視野が広く、ここで自分がこうしたらこのようになるという動きをされているので、一層松下さんが力を発揮できていると感じる。
うちもそうだが、力を発揮するには裏方は重要だ。
そんなふうに思っています。
また2人には来週からも力を貸していただきたいです。
posted by orangeknight at 12:05
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