社長の日記「つみかさね」

東大前での死傷事件が問題となっている。

 
受験生の想いかぁ。

 
 
うつ状態にもなることもあるとは思う。悩みもするだろう。

 
１７歳、あの年齢は自分の目の前に見えるものが、世界全ての景色のように写ることがある。私もそういう子だったと思う。

 
 
学歴。学歴の無い自分が言うのもあれだが、学歴や学力と、社会で通用する能力は別物である。

 
絶対的に、高学歴の者の方が、仕事が出来るなんてことは全くない。相対的にはその傾向は否めないが、それは環境という因子も絡むからではないかと思っている。

 
東大に行ったからって、名医になるなんてことはない。何科を目指すのかによっても違うだろうが、手術なんか腕だろうと思う。手が動くかどうか。それと人としての気持ち。不器用に手術はしてほしくない。職人と同じか。

 
 
ただ、学歴はあったほうがいい。

 
私はないからコンプレックスになっている。この点において、学歴はあったほうがいいのは間違いない。一生ついてくる。

 
「どこの大学出身？」と聞かれ「早稲田」と言ってマイナスになることは無い。

 
そして、いわゆる良い大学を卒業したほうが、いわゆる良い人たちと繋がれる可能性が高い。

 
世の中を動かしている層の大半は高学歴である。友達や知人、同窓であるに越したことはないし、そういう人たちはやはり考え方が優れている場合が多い。

また、親や祖父母の考え方が素晴らしいから子供は必然的にそうなる。それが１代の努力では得られない家柄か。

 
 
受験の勉強はテクニックである。将来ほぼ役に立たない。

 
尊敬されるのは、子供とクイズ番組を観ていて正解をたくさん出せる漢字問題や歴史問題くらい。

 
でも、それは大人になってからでも勉強できるし、実践的な勉強こそが役に立っていく。

 
でも、学歴があれば選択肢が増える。

 
将来を選べるし、具体的な何かに向かって進んでいくほうが当然ながら進学、就職ではうまくいく。

 
 
 
いやいや、でも、一番大切なのは人としての正しい心と優しい気持ち。そして何クソという根性、気合い。眼前に起こる物事に、立ち向かっていけるかどうかが一生を決めていく。

 
 
学歴があればもっと説得力があるんですけどね。だからやはり学歴は要るか。

世の中は結果が全てでありますから。