社長の日記「つみかさね」

今日はオレンジナイトの姫路本店の土地と建物が、自分の会社のものになった記念すべき日だった。

 
別にめでたいことでは無いけれど、しかし、ちょっと感慨深い気持ちもある。

 
元から毎日キレイにみんなで掃除しているし、大切に使っているから何も明日からも変わらない。

 
来年自社の本社屋を新築しようとしていた矢先、降って湧いた話で狙っていたわけではない。

まさか自分の会社のものになるとは夢にも思わなかった。

 
 
夏の終わりなのでちょうど今くらいの季節。今からちょうど１４年前、この建物に出会った。

 
最初に行った不動産屋さんに相手にされず、２件目に行ったアルプス土地さんのお母さんに紹介いただいた建物。

 
「ここからすぐ東にちょっと大きいけど。見てみる？」と言っていただき一緒に歩いて行った。その光景は今でも覚えている。

 
築１年だった。

 
ドアは引戸だった。

 
開けると土だった。何もない。殺風景な光景。

 
でも、場所でピンときた。

 
「借りたいです」と即答した。

 
家主のIさんが現れ、１階だけでなく、２階も一緒に借りてくれたら家賃をいくらにすると言われ、これも即答した。

 
ただ、創業前、信用がなく保証人が必要でそれが条件となった。父になってもらった。

この時のことは家主のIさんも覚えていて、「あんたのお父さん、ワシと同い年やったな」と今でもおっしゃる。

 
そんなこんなでちょうど１４年間お世話になった。

 
考えたら買えるくらい家賃を払った。でも、損したとかいう想いは全くない。

 
ここで商売を始めたから今も存続しているという想いはある。このご縁に感謝している。

 
 
いろんなことがあった。家主のIさんは良い人だか気性が荒いのでよく言い合いになった。

今日、今までのお礼にお茶をお渡しした。本当に偉そうに言ったこともあるし、かちわめかれたこともある奇妙な家主と店子の関係かもしれないが、でも波長はあった。

 
 
今日からオレンジナイトのものだ。

 
何も変わらないけど。

 
帰りに見上げた。

 
 
 
別にめでたくはないが、おめでとうと一人ビールで祝う。そしてありがとうございますと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日の神戸新聞の３面です。智辯和歌山の中谷監督の記事。

 


 
名門になると大変ですよね、チームの打線が不調であるとOBから「面白くない」と容赦なくメッセージが届くらしいです。

 
しかし、OBもそれだからこそ本気でチームが強くなるし、監督は期待されていると奮起したら良い。

 
 
昨日の優勝監督のインタビューで中谷監督が開口一番に言ったこと、覚えていますか。

 
それを聞き、私はこの人は上手くいくと思ったのです。立派だなと。

 
中谷監督は開口一番「理事長先生はじめ、〜」と感謝の意を述べました。

 
組織において、大成する人は必ずそのトップに敬意を表する。それを言葉にきちんと表す。偉業を成した方はみんなそうであると思います。

 
要諦を理解していると思う。

 
私もさらに意識し、何かあったときは見習おうと思ったら中谷監督は４２歳だそうです。年下だった。負けている。立派です。

 
 
 
 
 
 
 
 

甲子園の決勝戦感動したぁ。良かった。どちらのチームも素晴らしいプレーだった。

 
一所懸命に何かを目指してするって良いですね。

 
笑って、喜んで、そして泣いて、全力はとても良いものです。

 
 
ここまでくるような高校生は発言もきちんとしているし、考え方もしっかり出来ている。感謝の気持ちも持っている。

 
 
優勝が決まったとき、マウンドに集まらず、きちんと整列して礼をしたとこは近頃になく嬉しかった。

 
智辯和歌山のキャプテンが「相手のある事ですので、礼に始まり礼に終わる〜」とインタビューで話していた。事前にそうしようと話していたらしい。

 
良い大人になると思う。みんな。

 
 
夏の甲子園が終わった。夏が終わった感じがする。来年は１０回くらいは甲子園に行く。