社長の日記「つみかさね」

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2021年03月15日

「今度生まれたら」を読みました

今日は内館牧子さんの「今度生まれたら」を読みました。

 
めちゃくちゃ面白かった。

 
今度生まれたら

 
前作の「終わった人」そして「すぐ死ぬんだから」に続く定年後を迎えた人の物語。どちらも共感したので今回も買いました。

 
 
主人公の佐川夏江は70歳を迎え、これまでの人生を後悔しないまでも今までの人生を振り返り、あのときこうしていればとあれこれ考える。

 
今の70歳の女性が20歳代のときに置かれた社会的状況。

会社に就職したなら寿退社や女の子と呼ばれたことなど、今では考えられないが、時代の急激な変遷を描写する。

 
良い男との結婚が人生を左右するとされた価値観。

その時代にありながら、当時、夏江はお母さんから経済力をつけておきなさいと言われたという。そしてその意味が親の年齢になってわかったとあった。

 
何が人の幸せかは人それぞれであるが、自由を手に入れるためには自分1人でご飯が食べれるということが必要だったのだ。

妻は専業主婦という価値観こそが、日本の少し前までの社会での男性と女性の関係性を創造したのかと感じた。

 
昨今も女性蔑視と問題視されるが、それが当時の価値観だったのだと女性である作者が物語る。

 
 
178ページに書いてあった。「今度生まれたらと考えることは、今の自分をどうするかと考えることなのだ。」と。

 
 
内館さんの描写は本当にタッチが軽快で気持ちがよく、かつ人の気持ちや考えていることを的確にキャッチされている。

 
歳をとればみんな死を身近なものとして考える。そんなとき、私も人生を振り返ったら思い出というものだけが残る気がする。

 
共感だ。死を深く考えている人はみんなそこに行き着くのかなとも思う。

 
 
多分、私も齢70になればまた見えてくることは変わるでしょう。まだまだ今は浅いと思う。

でも、そのときに大きな後悔をしないよう、今を全力で生きようと、佐川夏江に扮する内館牧子さんに教えていただいた気がします。

 
とても面白い本でした。

 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 20:08

2021年03月14日

コロナで自分のいろんなものが変化してきている

コロナという社会現象は、いろんな考え方を変えられた良い機会でもあった。

 
まず第一は、自分の時間を創るということをそろそろしてもいいかなと思ってきたこと。

 
当然これからもやりきるが、今までかなり働いてきた。人生のほとんどを仕事に当てた20年間だったと言っても過言ではない。

時間も、優先順位も。お金もその他全部を仕事第一に当てた。当ててきた。

人生を振り返って「あの時は本当に仕事をした。少しは結果も出した」という期間は作ったと、自信を持って言えると思える。

 
自己犠牲の量と質に等しいものが、私や会社に見返りとして神様からいただけているので、世の中と他人様の役に立てていると評価されていると安堵している。

 
でも、もっともっといろんな経験をしたい。いろんな人と出会いたいし、いろんな所に行きたいとすごく思うようになった。

 
 
第二に危機管理。普段一所懸命にやっていて一応順調であっても、コロナのような事が一度降って湧くと、大企業でも中小企業でも同じように業績は一直線に下降する事があることを知ってはいたが、体感して理解できた。

 
なので危機管理は日常から全力でしないといけないし、リスクの分散は欠かせない。怖いなぁと思うようになった。

 
心底思ったのが、うちがリフォーム業をしていたのは運が良かっただけで、観光、旅行やホテル、飲食業をしていたかもしれないということだ。

自分が大学を卒業して、そういう業種に入社していたら、小学生からの将来の夢は社長なのだから、その業種で普通は独立する。紙一重ではないか。

 
運が良かったで終わらせたら明日は我が身。だから何本か収益の柱を作らないと一発くらって終わりになりうる。

 
危機管理という点でこれも思う。

店、事務所というものの必要性はコロナで変化した。以前ほど重要性が無くなった。拠点はあくまでアイテム。要は人だと。

 
ほとんどの企業でテレワークはそこまで進んでいないし、結果もまだまだ出ていないと先日新聞にも載っていた。

しかし、出社して結果が100で、出社せずに今現在の結果が70くらいならそれを100にすることは私の考え方では可能だとしか思えない。

仮に結果が90まででも、固定費が下がるぶん経営効率は格段に上がる。

 
そして人。これも多ければ良いというものではない。考え方が同じくしてくれる人の集合体がやはり一番。

 
今までは考え方として例えば20人で10億円であったが、これからは10人で10億円。20人では20億円と改めた。

 
そして、その本質として20人で10億円、経常利益が5000万なら、10人で5億円、経常が6000万の方がよほど優秀。

姫路で知り合いの会社は10人で売り上げ10億円、経常1億円もある。すごいことだ。

帝国データバンクで調べていると、300人で売上60億、経常利益が僅か800万のリフォーム会社もある。実質の赤字。こんな数値の会社は世の中にたくさんあるのだが、こういう成長をしてしまうことは非常にリスキーだ。

 
 
 
いろんなことをガラッと変えるのに良い機会であったコロナ。天変地異も恐怖ですが、コロナのような世界の大きな動きに翻弄されるのも恐ろしい。

 
 
来年にはガラッと自分や会社のみんなの働き方を変化させたいと思う。コロナ禍はコロナチャンスであった。

 
20年の社会人人生で、ピンチはチャンスとはよく言ったものだと今まで何回感じたか。やっぱりその通りです。

 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 10:52

2021年03月13日

二酸化炭素濃度測定機であちこち測りまくる

至るところで測っています。二酸化炭素濃度測定機です。

 
二酸化炭素測定機

 
これはオレンジナイト姫路本店の通常時。453ppm。素晴らしい数値です。
 
うちには窓を閉めたまま部屋の換気を行うダイキンの高機能換気設備「ベンティエール」が設置されています。

さらにエアコンも換気付き、空気清浄機も各種あるので会社内の空気の二酸化炭素濃度は薄いようです。

 
 
車を運転中に測ったら危険水域の1900ppmあったんですが、窓を開けたらすぐにぐんぐん下がりました。
761ppmにまでなった写真です。
 
二酸化炭素濃度測定機

 
車を運転していて眠たくなるのは二酸化炭素の濃度が上がっているからだったのかと思いました。

 
500以下が良い状態で、1000で少し酸欠、2000で頭がボーッとするらしいです。

 
 
事務職以外の全員に配りましたので活用してもらえたらと思っています。

 
 
トイレ、エコキュート、外壁塗装を3本柱。しばらくこれに換気をプラス。この戦略でバスーンといくつもりです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 18:23
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