社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2021年03月30日

同じ味を出すやつ

社長になったら分かる。

 
でも従業員のうちにはなかなか分からない。

 
従業員でそれが分かっている人は、それだけですごい価値のある人。

 
 
板長は弟子がどんな盛付けをしたらそれを任せるか。

 
また、どんな味付けをしたら信頼するか。どんな魚を仕入れてきたらヨシヨシと褒めるか。

 
 
それは同じ盛付け、同じ味、自分が選ぶような魚を持って帰ってきたときです。

 
 
なぜボスに認められないのかと嘆く暇があるならば、あなたの上司、先輩、親方にしっかりとつかえてください。

 
いくら実力があっても、自分と違う味を出す弟子を自分の代わりに板前に据えません。

 
 
あなたが社長ならきっとそうするでしょう。

 
 
私は20歳代のとき、当時勤めていた会社の人事に異論があり、専務に畏れながらと物申した。するとこう言われました

「あいつを課長にした理由は、お前がほんまの大人になったら分かるわ。はっはっはっは」と。口は笑っていましたが、いつもながら眼差し鋭く言われたことがあります。いつもながら怖かった。

 
今日の話は典型的な私のことですね。

 
当時は全く理解出来なかった。若気のいたり。頭に血がのぼり、専務の部屋まで行った。恥ずかしい。25〜26歳の私とその倍の歳の専務。

 
 
同じ味を出すやつ。実力や結果もそうですが、その場所で求められている味を出せるやつ。そういうものです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 14:54
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