社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2018年09月04日

台風に挑め

台風が来ています。21号。

 
現在の姫路は、やや風と雨がある程度で、予報が正しければ今からが本番というところでありましょうか。

 
昨日、三ノ宮にいたんですが、電車は明日には運休と告知され、商店街も明日は休業しますの張り紙が目立った。

 
学校も昨日のうちに今日の休校が決定している。

 
 
確かに何かあってからでは遅いのですが、私がここで問題視したいのが「リスクをとる」という事をこの国は今急激に避けているように思うのです。

 
リスクをとらないと大きな成長はありません。

リスクに立ち向かうから勝利という結果が得られる。最も、敗北もありますが、勝ちたければリスクに立ち向かわないと。

 
電車が台風で揺れ出したらいち早く止めればいい。それまでは走らせないと。なぜならそれだけ経済が止まってしまうからです。勿体無いし、発展途上国に負けてしまいます。

 
朝から休校になどしないで、窓ガラスがバタバタバタってなってから生徒は家に集団で帰らせたらいい。すごい風の中を飛ばされないように歩くすべを教えないと挑戦しない子供たちが育ちます。過保護な。当然親としては心配ですが。

 
誰しも責任はとりたくないので安全パイな決定をしたがる。しかし、果たしてそれでいいのか。

 
イメージしてください。

 
成長していく人や組織や国はガツガツしていませんか。もっともっとと欲します。多少の危険も冒します。

 
だからこそ伸びるのです。その過程において損もしますし、被害もこうむりますが、全体をならしたら安全パイで進めた過程の結果より得られた果実は大きく美味しいはずです。リスク味は美味しいんです。

 
 
これくらいの台風で電車も会社も学校も昨日のうちから休みますと言っているようでは、早々にこの日本は弱い国になるでしょうし、それが悲しいかなスタンダードな考え方になって、あらゆるリスクに挑まない人だらけになってしまうような気がするのです。

 
時代は変化していますが、おじいちゃんおばあちゃん世代がガツガツいってくれたから今がある。我々はそれを消費してしまわないで、次に大きくしてまわしてあげることが大切です。

だから、台風に挑まないと。と思うのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 11:53

2018年09月03日

人には言われたくない事がある

人には言われたくない事がある。

 
人それぞれに違うでしょうが、みんなある。

 
自分ではどうとも思っていないようなことでも、相手にとってはすごく傷つくひと言ってある。

 
言ってあげて直るようなことは指摘してあげればいい。例えば「時間にルーズなのはダメだ!社会人失格だ」これはいい。

 
しかし「お前はデブだから売れないんだ」これはダメだ。

 
ハゲを笑いのネタにしている人は多いが、そもそも笑われるようなものではない。髪の毛が50歳になってもフサフサしているのが優れているかのような文化の元であるから、彼らはそうやってくれているのであり、50歳になって髪の毛が薄くない人は、人間として劣っている象徴だとなればその立場は逆転する。江戸時代は頭の真ん中を剃っていたんですよ。

 
子供がいない40歳のカップルに「子供はまだ?天からの授かりものだものね」などと軽々しく言わないことだ。

それを発言する人の何10倍本人たちは気にしている。気にしないでおこうと話している。余計なお世話である。

だいたい現在生まれてくる子供のうち20人に1人は実は体外受精である。胚培養士という職業を知らずにそんなことを言っている人は無知であり、自己中である。

そして、一概に言えるのは子供のいない夫婦、仲が良いですよね。

お客様にもたくさんいる。50歳になっても、60歳になってもやけに商談時ピタッと引っ付いて座られる。目の前で。素晴らしいです。

 
男で、男性はともかく女性に向かって「結婚しないの」と無神経に聞く人。これは同じ男性として恥ずかしい。

人には色々事情もあり、タイミングもある。はっきり言って結婚はタイミングである。勢いである。それがマッチしたら良いが、恋愛そんなときばかりではない。

大した結婚をしていない人間に限ってそういうことを平気でいうのです。

 
離婚も同じです。今どきバツ1はある。確かにバツ3ともなればあなたに原因があるのではと思われてもしょうがないですが、バツ1はいろんな理由がある。他人が詮索する必要もない。

 
 
人には言われたくないことがる。親のこと。家の事。生まれた場所から戸籍、また容姿などの身体的特徴。

 
自分の不用意な発言で、目の前で笑ってはくれているが、心で泣いている人がいることを考えないといけませんし、そこって人としての優しさだと思うんですよね。

 
言われて嫌なことがあるならば人にも言うべきではない。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 16:21

2018年09月02日

車とは違う、エンドユーザーが直接選ばない商習慣

住宅設備機器というのは特殊なもので、お客様はどのメーカーのどの商品にしようかを自ら直接選ばない。

 
「えっ」と思われた方もたくさんおられると思いますが、リフォームでも新築でもそれは一概に言えます。

 
お客様は「どの会社で施工するか」を一番に考え、LIXILのシステムキッチンにするのか、それともTOTOなのかPanasonicなのかクリナップか、はたまたタカラかはほぼその施工を任せた工務店にお任せである。

 
そういう慣習というかなぜかそんなもので、よくよく考えると不思議ですよね。

 
車ならお客様が直接選ぶ。トヨタのプリウスにしようか、日産のリーフにしようかとカタログを見て、ショールームに赴く。

誰かがプリウスをお勧めすることも、リーフを推薦することもなく、お客様が選ばれる。

 
住宅設備機器のメーカーにもショールームはあるが、テレビコマーシャルをご覧になられ、Panasonicのアラウーノを見せてくださいと個人で来る人はほぼいないのが現状なのです。

 
住宅設備機器のショールームに行けば分かりますが、ほぼ100%我々のような工務店の担当がお客様と一緒にいます。業界ではヒモ付きと言います。

 
お客様は施工する工務店を選択し、その工務店が提案し、案内するショールームを一緒に訪れるのが常なのである。

 
新築の会社やメーカーは自らが提案するお家を広告に載せ、内外装を見せる。

しかし、そこに設置するキッチンやお風呂は数パターンから選んでくださいが普通であり、お客様もそれに対して何も言わずに簡単に選ぶ。

 
リフォーム専門店や家電量販店は、システムキッチンならLIXILもTOTOもPanasonicも、そしてクリナップもタカラもその他もチラシには載せ、価格も記載しているが、お客様が見積り依頼をされると例えばLIXILのキッチンのみを見積りする。そして、それに対してお客様は99%異論を唱えないのです。

 
考えれば考えるほど不思議な業界である。

 
いつからそういうものなのか探求したいと思います。来期のテーマに合致するんです。

 
 
そして、最後に例えばお客様が「システムキッチンの取替えをしたい。先にショールームでプランニングしたので、Panasonicのラクシーナのこのプランで見積りしてください。A社、B社、C社で相見積もりします。安いところで施工させていただきます」とスタートさせた工事は十中八九成功しない。

 
フローリングの張替えをお考えのお客様で、例えばダイケンのワンラブオトユカ45で床を新しくしよう。どの会社でやっても同じ商品だから同じだろうとお考えのお客様は施工後に後悔される。このような例は建築関係者なら残念ながら「間違いない」と言うでしょう。

 
そのあたりがまず施工業者の選択に注力される所以であるような気がするのですが、もっともっとお客様にとっての人生のイベントが素晴らしいものになるに売り方や選んでいただき方はないものか。

 
そんなことを考えていたらアイデアが今日急にいつもの5倍くらい降ってきたので書きました。

 
 
車とは違う。エンドユーザーが直接選ばない商習慣。

 
勝機はいくらでもありますね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 19:31
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