社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2017年12月31日

小林よしのり氏の大東亜論第3部「明治日本を作った男達」を読んで

小林よしのり氏の大東亜論第3部「明治日本を作った男達」を読みました。

 
小林よしのり

 
 
1部、2部に続く玄洋社の頭山満を主人公とした話です。

 
そうか、今の日本があるのはそういう人々の活動があったからだと今回も心から思いました。

 
明治維新はそもそも幕府が諸外国と結んだ不平等条約を打破するために起こった。

国体を護るためならば、過激な思想かもわかりませんが、たとえ武力によってでも正そうというのは私は正義であると思います。

 
今でこそテロ、テロと言われますが、当時は大久保利通しかり、大隈重信や多くの政治家がその反対勢力に命を狙われた。

刺されたり、爆弾を持って突っ込まれたり。

無差別はいけませんが、ピンポイントでのそれは私は絶対に悪ではないというのが持論です。

それがゆえに歴史が変わってきた事実からも武士の手段だったのではと感じます。

当時は為政者もその覚悟もあったでしょうし、政治は切った張っただと私は思うのです。

 
歴史の教科書では自由民権運動は1行でサラッと流されたし、幕末の士族の暴動は不平士族の乱とまとめられた。

歴史はあくまで勝者の歴史で、それによって捻じ曲げられた事実をもっともっと知りたいと思いました。

 
 
明治の時代には20歳代で多くの人々が国を想い、その将来を熱く語り、実際に動いてきた。

 
生きるか死ぬかの人生を歩み、何かを残して全うしたいと、本当にそうだなぁとまさに共感と勉強となった本でした。

 
最後に、憲法とは「国家権力への国民からの命令書であり、権力を縛るものである」という大原則を私は初めて知りました。

 
これについて日々考えたいと思いました。

 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 15:44

2017年12月31日

ヤマトヤシキの思い出

2日連続でヤマトヤシキの閉店の記事が神戸新聞に載っていました。

 
ヤマトヤシキ

 
寂しいなぁと感じます。

 
私の世代は百貨店世代ではないかもしれませんが、でもああいう店はあってほしかった。

 
 
小学生の時、クリスマス前になったら毎年私と私の弟は、母と母方の祖父母にクリスマスプレゼントを買ってもらっていたのがヤマトヤシキと山陽百貨店でした。

 
子供心にこの店は高級な感じがする。良い店と思ったものです。

 
今も生きていますが祖父母は約90歳、おそらく良いものを孫に買ってあげようと思って毎年連れて行ってくれたのだと思う。

 
私の家に、祖父が当時乗っていた白いV8のクラウンで迎えに来てくれる。あのバンパーがシルバーになっているやつ。今でも美しい車だと思う。そして必ずキレイに響くホーンを鳴らす。

その音を聞いて私と私の弟は「来たー!」と走って外に出ていた。

 
そして姫路に(姫路の人は姫路駅周辺を姫路と特に昔は呼んでいましたね)向かうのです。

 
ヤマトヤシキの重いドアを開けると化粧品の匂いがして、上に上がっていくと一面におもちゃが。

 
最近はそんなに行っていないヤマトヤシキ。私にはあの店には冬の暖かい、そして祖父母とのそんな思い出があるのです。

 
たくさん買ってもらったおもちゃは、残念ながら記憶の中にしかもうないですが、その時に「おじいちゃん、これも!」と言って買ってもらった百人一首は今も大切に持っています。

 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 09:16
ページトップ