社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2017年06月22日

経験則

経験則というのは大切ではありますが、言葉はおかしいですが、けっしてすごい大切なものではないような気がしてきています。

 
例えば私、齢40年の経験ってたかがしれています。

それが60年になっても、80年になっても、自分の一生で得られる経験則から物事を弾きだすと、それはベストな答えに必ずしもならないと思うのです。

 
ベストな答えというのは、ここではどういうふうな判断をするかということで考えているのではありますが、前回の自分の経験から判断すると、あたかも裁判の判例みたいな固定観念になってしまう。

 
そして、経験を頼りに物事を進める習慣がついてしまうと進化を大きく妨げるのではないかと思うのです。そもそも前回や以前の経験が良い方向へと導くようなものとなったと後々分かったとしても、もっと良い選択肢があったかもしれないです。

 
人間というものはどうしても自分の周りに起こることが世の中全てで起こっているような錯覚に陥りやすい生き物だと思うのですが、それは絶対に違うということを意識し続けないといけないと思うのです。

 
20歳の時より40歳の今の自分が、社会に出て20年弱生きてきていることに慢心している。それに基づき物事を考え出しているのが自分でわかります。

 
もっと大局を読まないと小さい世界で終わるでしょうと自分で思います。

 
判断材料にするのは先人たちの判断や、ひいては歴史というのが正しいことなのかなとも考えます。

 
経験より歴史、80年の人生であるならちょうど半分、自分はこれからはそうしたいと思います。

 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 18:45
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