うちでも年間何件か、私個人的には10年ぶりくらいのもの。
これを使っての作業です。
わかった方もたくさんおられるでしょう(職人さんもたくさんこのブログを見てくれているので)が、普通はわかりませんので答えを。
コア抜きです。穴あけです。
今回は私の担当のお客様から「経営する鉄工所で旋盤を固定したいのだが、そのために60φの穴を300ミリの深さで12か所あけてほしい」とご依頼頂きました。
早速手配し本日着工となりました。
特殊な仕事で専門の職人さんが存在するんですよ。コア抜き。
施工前です。この機械を固定するので周囲に穴をあけていきます。
それにしてもすごく立派な工場で、働いておられる皆さんもテキパキと動いておられ、また頭の上に大きな大きなステンレスの柱なんかが行き交い、ワクワクしました。
ベースをレベルを合わせて固定し、コアドリルで穴をあけていきます。円状のドリルがぐるぐる回りながら地中にゆっくりともぐらされていきます。
ちなみにこのドリルの先端の刃はダイヤモンドです。
コンクリートを削っていきます。そしてチリが舞わないよう水も同時に投入しているので写真のような液体が出てきます。
さすがコア抜き専門、きちんとしているなぁと感じたのが、その出てきた液体もすぐにバキュームできれいに吸い取っていました。お客様もそういうの嬉しく感じられますもんね。私も嬉しかったです。
そして深さ300ミリに到達するとドリルを抜きます。こんな感じです。
次に専用の工具でグリグリっと触ると(これは簡単に書いていますが職人技です)
なぜかポキーンと折れて、地中から棒状のコンクリートが出てきました。
すごくないですか!
感動して質問攻めしたので作業の邪魔となりましたが、とても勉強になりましたし、知識になり次に生かせると思いました。
こんな鉄の支柱をお客様がご用意されて
写真のように埋めて、ボルトで本体と繋がれるらしいです。ジャスト!
いつも楽しいですが、今日の工事は普段ないだけに面白かったです。本当に。
会社のみんなに見せてあげようとコア抜きしたコンクリートは持って帰ってきました。
こんなんなんですよ!すごいでしょう!コア抜きのご用命はオレンジナイトまでお願いします。次のコア抜きのお客様には詳しくご説明さしあげます!