こういう教育は私は正しいとは思いません。
運動会、体育祭などの組体操のピラミッドの高さを5段を上限にすべきというもの。
10段で骨折した人がいるとか、危険だからとか。
最後の教育次長のコメント、これも立場上のものかもしれませんが「段数の高さより、美しさや完成度の高さを目指して欲しい」というものも少し違う気がします。
こういう教育は人をダメにします。挑まない人間を作ってしまう。例えば10段というリスクを背負うからその先の喜びがある。
11段できるならしてみたらいいと私は思います。臨機応変に。
組体操中の事故が多少続いたのならもっと鍛えてあげたら良いのではないでしょうか。
子供の頃に甘々の教育をしてしまうと社会に出てからまずストレス耐性の弱い人間が生まれます。理不尽にも耐えられない。
この世はストレスだらけなので、いかにそれとうまく付き合うかを成長段階で感じないといけない。
この世は理不尽な世界であり、それが飲み込めない人は生きていけないし、成長できない。
怪我をするリスクの非常に少ない5段って決められてそこに彼らの充実感はあるのかと思いますし、とりあえずクリアすることしか考えない人間が必然的に多くなることがわからないのかと思います。
限界の8段ならそれでいいし、限界の10段、11段をすればいいし、ピラミッドが崩れたらそれはそれでいいではないですか。
このピラミッドは芸術のためにやっているのではないし、芸術点なんかつきません。彼らの「やった!」は高さのみで感じるのではないか、その芽を大人は摘んだらいけないのです。
練習の時にできなかった例えば限界の10段を本番にできた。全員でポーズを決めるときのあの「ピーッ」という笛の音が鳴った時、やっている彼らは興奮するんです。「できたーっ!」って。鳥肌立つんですよ。
社会に出たら結果が全てです。結果が出て初めて価値がある。
しかし、学生に大切なのは過程です。子供のうちに過程の大切さ、結果を求めて挑むことの重要性を教えてあげないと社会に出た時に結果を出せないのです。
もっと教育を考えてほしい。過保護になってはいけないと感じます。
組体操、私もしました。私はだいたい背の順で後ろから5番目くらいだったのでいつも土台でした。
腕も足もプルプル震えながら耐えました。
ピラミッドが崩れる瞬間はわかりますよ。耐えて耐えて耐えて、もうダメっていう時は体を丸くするんです。丸くしたら上からたくさんの人が乗ってきても耐えらえます。「グフッ」ていう感じです。
中学校の時怖い怖い体育の先生に教えてもらいました。
でもその通りです。丸くなったら結構耐えられます。
それって今考えれば人生そのものでしょう。
学生のピラミッドは美しさを目指すもにではなく、挑戦とその先の達成感です。
大切だと思います。
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