築数十年の入母屋(いりもや、伝統の和風のおうちです)の、がっしりとしたお住まいで、そこの玄関の横のお部屋をリッチにしていきます。
昔の和風のおうちはどこも南側の陽当たりの良いお部屋は仏間となっています。玄関入って左ですね。
おうちの主(あるじ)がいるのは北側の陽の当らない狭い部屋、というのが通例で、おそらくこちらも元々はそうで、今回工事をさせていただく「奥様がいつも過ごされているお部屋」は元々は玄関右横の土間だったのです。
そこを以前に一度お部屋に改造されたのですが、腰板や仕様に少しご不満があり、今回うちの「ひと部屋リッチ」をご提案し、お任せいただけました。
こちらのお部屋です。
ここをガラっと変化させます。
床はウッドワンのピノアースという無垢材を張るんですが、色はほとんど黒の「ディープブラウン」を採用させていただきます。
そして、このドアや壁面はホワイトです。
このような雰囲気です。壁は無垢の羽目板(はめいた)を縦張りさせていただきます。

白い無垢の壁、無垢のドアに合わせ、内部のサッシの色もホワイトにしました。これに無垢のウッドブラインドがこれまたホワイトで仕上がる予定です。
羽目板の上の壁と天井も白い珪藻土を塗り、ダウンライトが散りばめられます。
そして、フローリングのみほとんど黒のディープブラウン。
ホワイトとブラックの融合です。
なぜ、そうしたかと言いますと、奥様が大切にされているこの部屋に置いている家具が写真にもあるほとんど黒のブラウンなんです。
壁を白くしたらこれが浮き立つでしょう!
まだまだ解体が終わり、下地段階ですがとっても仕上がりとお客様の完成したときの反応が楽しみです。
高い買い物をしていただいていますが「安かった!」っておっしゃっていただけるよう全力でこちらの現場も取り組みます。
