姫路市緑台でお風呂と洗面室のReformが今日完工致しました。
当初はお風呂からあがった所の床が腐ってブカブカするので、そこを修理する工事でした。
「そこを開けて、中の状況を確認して適切に施工しますね!」とお客様に言っていましたが、何か医者がお腹にメスを入れてと言っているみたいだなと、自分で言いながら感じたのを覚えています。笑
めくってみると、風呂上がりの湿気の積み重ねで傷んだだけではなく、どうやら浴室側から水が漏れているような状態でした。
それも床面だけでなく、浴室の浴槽と壁の継ぎ目などからも。
お客様には「この状態でしたら床下と床を部分補修しても同じことの繰り返しです。それでもかまわないということであれば出来る限り浴室内はコーキングし、床下は部分的に補修して塞ぎます。ベストは漏水がひどいのでシステムバスにやりかえ、お風呂の出入り口はこれ以上腐食しないように、継いだらよいと思いますので新しくすることです」と言いました。
そして「どうせなら今の1216の0,75坪のお風呂の寸法を、洗面室は十分に広いので1坪の浴室に広げましょう!そうすれば修理したというより快適になったとお金を払っていただく以上の満足感を得ていただけると思いますよ!」とお話をさせていただきました。
私はお客様に提案するときお金の心配は致しません。
お支払いされるのはお客様、選ばれるのもお客様。
お金を出したいと思えば出す、このことに対しては払いたくないと思えば出さない。
営業マンは本来お客様の財布を気にせず、幅広い選択肢を提案し、お客様がベストな選択をできるようにご提案するのが使命です。
その上でどんな工事を選択されても、その金額の大小に関わらず全力で取り組む。
最近のうちの営業も含め、どこの営業マンも自分が受注することを第一の望みにし、お客様に安価なものしか提案しない。
もっと良いものがあるのに、もっと便利なものも、質感の高いものもあるのに。
ただ受注したい一心で提案する。
そして、お客様がお金をお持ちかお持ちでないかを勝手に想像し、とにかく安いものを提案し受注して喜んでいる。
違いますよね。
お客様はだいたいが今まで人生一所懸命働いてこられた世代。おそらくこれが人生で最後のキッチンやお風呂の工事という方が大半です。
60歳でお風呂を工事して再度することを想定できるでしょうか。
家で健康に暮らせ、毎日の生活を快適におこなえる間により良いものをお使いいただき、満足な人生を送ってもらう。
そのためには自らの受注を一番に考える提案をしてはいけない。
皆様の人生のイベントを本当に心から考えて提案するような社会にしないといけませんし、そのうえで勝たなければいけないと思うのです。
我々世代はまだまだ頑張ればいいし、良いものを使わなくてもよい。使いたいけど無理に背伸びしなくてよい。
でも親世代や祖父世代は良いものを使ったらいいんです。社会に貢献されてきたんですから。そして、お金も私は親には思います。残さなくていいから快適に生きてほしい。
書いていたら興奮してきてかなり余談となりましたが本題へ。
浴室をやりかえ、手前に40センチ大きくすることになりました。
解体です。
給水、給湯そして排水を仕込み、システムバスを組める状態にします。
システムバスは今回はクリナップのユアシスを採用させていただきました。
「窓が大きく寒いんや」とお客様が仰ってくださったので、窓を縦に50センチ小さくしました。ダブルガラスのルーバー窓です。
洗面室も壁と天井のクロス、床はフローリングにし、洗面化粧台はこれまたクリナップのBTGを選ばせていただきました。
お客様にも「やって良かったわ!!!」と仰っていただけました。
ありがとうが貰えたとき、やっていて良かった、良い職業しているな、役にたっているなと感じます。
本当にありがとうございました。