昨日の夜、高3になる甥と就職に関する話をしました。
彼は高校を卒業したら就職するそうで、今その選定の真っ最中とのこと。私に募集をしている会社のリストを見てと言ってくれました。
その用紙はいつも私が記入している用紙と同じ書式で、何か変な気持ちもしましたが、こうやって職を選んでいる人、探している人はみているんだなと感じました。
彼に何がしたいのかと聞くと「よく分からないが作ったりするような仕事のほうが好きかも」との事。
確かに、私が高3の時に将来何がしたいかなど具体的に描く事はできなかった。何がしたいかなどまだ分からないのが普通かなとも思いました。
夢はあるのかと聞くと「夢は無くなった」と何か意味深な発言をし、どういう基準で会社を選ぶんやと聞くと「将来の安定かな」と言う。
「転勤も嫌や、将来家をせっかく建てても住まずに単身赴任せなあかんかもわからんから」と言うのでそこから話が長くなりました。笑
しかし、そうですね、もっと若い子どもたちが希望を持つような教育が必要ですし、夢を持たせてあげないとかわいそうだと思います。
どうせ、大半の人が結婚したら小遣い制になり、好きな車にも乗れなくなる。家のローンにおわれ、払い終わったら60歳70歳。
それはそれで幸せで、かけがいのないものですが、若い子はもっと冒険してほしいし、挑戦してほしいなと思います。
今の日本の教育が何か大切なものが欠如し、マスコミや世間は自分のことを棚に置き他者を批判ばかりする。
もっと道徳の教育をし、愛国心を持たせ、いっそのこと18歳から二年間くらい徴兵制を敷けばよい。そうすることでおそらく心の優しい人間が、根性のある人間がたくさん育つと思います。
お金の教育もしたらよい。
現在はたくさん稼ぐ事は何か悪いことをしているような風潮もあるが、きちんとお金とは、経済とはというところから教え、株などの有価証券の原理も教育すべきです。
多くの若い子が「とにかくリスクがなく、自分がまず良ければいいし、お金がいっぱいほしい」と浅く考えている。
学校でつまらない数学や英語や理科(私の苦手なものばかりですが)などばかりに力を入れないで、そういう教育をしてほしいなと思います。
挑戦するぞというのが大切であり、失敗もしたらよいと思います。
私も挑戦しまくります。失敗しても諦めなければ終わりはきませんから、挑む事をやめたくないと思います。
社会に出たら分かることって多々あります。
甘かったと何回思ったことでしょう。
しかし、それで良いのです。
若い子はそうやって成長したらいいですし、世間知らずで生意気くらいの気概があってもよいと思います。
とにかくどんな仕事でもしてみればよい。不安な気持ちをもちろん抱えたまま、渦中に入りそこで揉まれて我慢して挑むことをやめなければ必ずみえてくる。
私自身そうやっていつかみえてくると信じてやっています。
2014年07月28日
若い子は挑め
posted by orangeknight at 10:18
2014年07月26日
6年前の想い出
午前中、パナソニックのエコキュートのリコールの件でお客様の所に伺ってきました。
もっとも、このエコキュートはオレンジナイトで施工したものではないんですが、お客様が「ワシの家のことはおまえんとこに言うことに決まっとんや」と仰っていただけるので担当の私が伺いました。
今からもう6年前に工事をさせていただいたお客様、家中Reformさせていただき総額2000万円以上かけていただきました。
ご主人様に招かれ、コーヒーをよばれながら昔の話をしていただいたので私もここでします。
あれは会社を初めてまだ半年の頃でした。
姫路の飾磨区で私が飛び込み営業をしていたらそこのお宅の奥様が「今、よそでお風呂の工事の見積もりをしてもらいよんやけど、あんた、そんなに言うんやったらダメもとでしてみるか。会社初めて半年やったら仕事ないやろ」と言われたのがそもそもの始まりでした。
「えー!いいんですか!はいっ、頑張りますー!」で伺う日を決め、後日お邪魔しました。
すると、その数日前に他社が水廻りのみならず、家中のリフォームを提案し、奥様もいいねとのったらしくその方向で話が進んでいました。
私も「それなら僕にも考えさせて下さい!」とあれこれ必死に提案しました。
けっこうな時間がかかったと思うんですが、今日も奥様だけなので「次回、プランのご提案にご主人様もおられるときに伺いたい」と言い、確か日時を決めたんです。
そこからです。
数日後、奥様から電話があり「ちょっと来て!」と呼ばれました。
伺うと他社の見積もりがありました。机の上に製本され、きれいな状態でありました。
そして奥様が「断ったよ!あんたのとこで工事させてもらうから、はよ見積もりしい」と言われたんです。
私は「えー!ほんとですか!いいんですか!」とめちゃくちゃ嬉しかったです。
まだ見積もりも出していませんし、今から職人たちと現調し、プランを考えるという状態にもかかわらず任せてくれたんです。
奥様が「私もなぁ、娘しかおらへんのやけど息子がほしかったんや。息子ほどの若い子が自分で商売しだしたとか聞いたら応援せなあかんと思ったんや。ハッハッハッハッ」と言われました。
そして「ただな、うちの主人、人はええんやけど堅苦しいところがあるから、会社初めて半年は言うたらあかん。ええか、会社初めて10年で話を合わしとこ。」と言われました。
私は「いや、奥さん、10年でしたら僕19歳から商売してることになりますよ!ちょっと言い過ぎ違いますか」と言うと「うちの人は単細胞(奥様の発言です)やからええの!」と打合せは終了しました。
後日、ご主人様のお帰りになられる夜に伺い、10年というめちゃぶりを奥様からされ「はい、そうです!」と緊張しながら言ったのを覚えています。
特にそこで突っ込まれることもなく奥様が「私、この子んとこで工事するからな!」と締められ、ご主人様が「どうせ、ワシがあかん言うてもするんやろ」と「ハッハッハ」と奥様で終了しました。
そこから何度か打合せし、見積もりし、ご契約ののちに着工しました。
今のような暑い夏、約3ヶ月もの大工事をさせていただきました。
いろんな方に応援してもらいまだまだ途中ですが今があります。
工事中は毎日伺いました。
何か理由のある時以外は毎日伺い、短い時間ですがお話させていただきました。
思い出がありすぎ、まだまだエピソードはあるんですが心から感謝しています。
工事中にご主人様も定年を迎え、ご主人様とも毎日お話させていただくようになりました。
今日もその話をご主人様にしていただいていました。
「ワシは、嫁さんが決めたんやったら間違いないと思っとんや。まぁ、言うこと聞かへんのもあるんやけど反論したら倍になって返ってくるしな!」と言われていました。
奥様は工事が終わって事故ですぐに亡くなられました。
私もお葬式に伺いました。
完成と新しい生活をとても楽しみにされていたので、ご主人様も言われていましたが心残りだったと思います。
多くの恩人が私にもいますが、その奥様にも心から今も感謝し続けています。
今日、帰りに「ブログに書きたいんで写真を撮らせて下さい」と玄関の写真を撮らせてもらいました。
奥様が「焼き物を飾る所を作って!」と言われたので 大工に言い作らせていただいた違い棚です。玄関の壁と天井は「板を張りましょう!」と私が提案させていただいたんです。
「おうちをさわらせていただく」って良い仕事をさせていただいていますね。
いろんなことに感謝です。
もっとも、このエコキュートはオレンジナイトで施工したものではないんですが、お客様が「ワシの家のことはおまえんとこに言うことに決まっとんや」と仰っていただけるので担当の私が伺いました。
今からもう6年前に工事をさせていただいたお客様、家中Reformさせていただき総額2000万円以上かけていただきました。
ご主人様に招かれ、コーヒーをよばれながら昔の話をしていただいたので私もここでします。
あれは会社を初めてまだ半年の頃でした。
姫路の飾磨区で私が飛び込み営業をしていたらそこのお宅の奥様が「今、よそでお風呂の工事の見積もりをしてもらいよんやけど、あんた、そんなに言うんやったらダメもとでしてみるか。会社初めて半年やったら仕事ないやろ」と言われたのがそもそもの始まりでした。
「えー!いいんですか!はいっ、頑張りますー!」で伺う日を決め、後日お邪魔しました。
すると、その数日前に他社が水廻りのみならず、家中のリフォームを提案し、奥様もいいねとのったらしくその方向で話が進んでいました。
私も「それなら僕にも考えさせて下さい!」とあれこれ必死に提案しました。
けっこうな時間がかかったと思うんですが、今日も奥様だけなので「次回、プランのご提案にご主人様もおられるときに伺いたい」と言い、確か日時を決めたんです。
そこからです。
数日後、奥様から電話があり「ちょっと来て!」と呼ばれました。
伺うと他社の見積もりがありました。机の上に製本され、きれいな状態でありました。
そして奥様が「断ったよ!あんたのとこで工事させてもらうから、はよ見積もりしい」と言われたんです。
私は「えー!ほんとですか!いいんですか!」とめちゃくちゃ嬉しかったです。
まだ見積もりも出していませんし、今から職人たちと現調し、プランを考えるという状態にもかかわらず任せてくれたんです。
奥様が「私もなぁ、娘しかおらへんのやけど息子がほしかったんや。息子ほどの若い子が自分で商売しだしたとか聞いたら応援せなあかんと思ったんや。ハッハッハッハッ」と言われました。
そして「ただな、うちの主人、人はええんやけど堅苦しいところがあるから、会社初めて半年は言うたらあかん。ええか、会社初めて10年で話を合わしとこ。」と言われました。
私は「いや、奥さん、10年でしたら僕19歳から商売してることになりますよ!ちょっと言い過ぎ違いますか」と言うと「うちの人は単細胞(奥様の発言です)やからええの!」と打合せは終了しました。
後日、ご主人様のお帰りになられる夜に伺い、10年というめちゃぶりを奥様からされ「はい、そうです!」と緊張しながら言ったのを覚えています。
特にそこで突っ込まれることもなく奥様が「私、この子んとこで工事するからな!」と締められ、ご主人様が「どうせ、ワシがあかん言うてもするんやろ」と「ハッハッハ」と奥様で終了しました。
そこから何度か打合せし、見積もりし、ご契約ののちに着工しました。
今のような暑い夏、約3ヶ月もの大工事をさせていただきました。
いろんな方に応援してもらいまだまだ途中ですが今があります。
工事中は毎日伺いました。
何か理由のある時以外は毎日伺い、短い時間ですがお話させていただきました。
思い出がありすぎ、まだまだエピソードはあるんですが心から感謝しています。
工事中にご主人様も定年を迎え、ご主人様とも毎日お話させていただくようになりました。
今日もその話をご主人様にしていただいていました。
「ワシは、嫁さんが決めたんやったら間違いないと思っとんや。まぁ、言うこと聞かへんのもあるんやけど反論したら倍になって返ってくるしな!」と言われていました。
奥様は工事が終わって事故ですぐに亡くなられました。
私もお葬式に伺いました。
完成と新しい生活をとても楽しみにされていたので、ご主人様も言われていましたが心残りだったと思います。
多くの恩人が私にもいますが、その奥様にも心から今も感謝し続けています。
今日、帰りに「ブログに書きたいんで写真を撮らせて下さい」と玄関の写真を撮らせてもらいました。
奥様が「焼き物を飾る所を作って!」と言われたので 大工に言い作らせていただいた違い棚です。玄関の壁と天井は「板を張りましょう!」と私が提案させていただいたんです。
「おうちをさわらせていただく」って良い仕事をさせていただいていますね。
いろんなことに感謝です。
posted by orangeknight at 12:11
2014年07月26日
チラシに考え方を書く事の意義
今月のチラシに長々とこういうことを書かせていただきました。
毎回ではないんですが、このブログ同様、オレンジナイトのチラシには私の考え方を入れさせてもらっています。
30〜40万部も折込みさせてもらっているので、それをお読み下さっている方は数百人ということはないと思います。
意見を発信しているので賛否両論あると思いますが、それを気にしていたらただの商人になってしまうので私は考え方を書きます。
「多くのユーザーを取り込むためには思想は発信しないほうが良い。むしろ無くしてしまい、商売繁盛に徹したほうがよい。それをしたければ力を持ってからしたほうがよい」と言われたことがあります。
確かに一理ありますし、親切な意見だと感じました。
世の中全く想い通りにはなりませんし、うまく渡らないと転げ落ちます。
しかし、私は「それでは今直面しているお客様や現場は将来のための軌跡か」と考えたらそれは違うし失礼だと思いました。
なので今から考え方を出しています。
人生でほとんどの方が一度しか建てない、買わない家というものをさわらせてもらう仕事をしているということに対し誇りをもって取り組みたいし、うちの従業員には取り組んでもらわないといけないと思います。
週末、月末で案件が多く存在しています。
本当にそれだけでもとてもありがたいことだと感謝しています。
その中で、うちの営業のみんなにはとにかく決めることを一番に考えるなと思います。
もちろん失注したら叱りますし、注意もします。当然であり、これは理不尽でもなんでもありません。受注を逃したので当然でしょう。
本当にお客様のことを思った提案をし、楽しいReformとなってもらうことを一番に考え、まず挨拶からきちんとしなければいけないと思います。
どこどこの家電量販のリフォーム部門と相見積もりなので「ええと、システムバスはLIXILのキレイユのEタイプでいいや」ではなく、これこれこんなものがあります、こちらにしたらこうなりますし、はたまたこういうやり方もあるんですよと「親切」に提案してほしい。
選ぶのはお客様、これは自身の営業活動における指針でもありました。
勝負の週末そして月末、自分の親やおじいちゃんおばあちゃん、そして息子や娘だと思って提案させていただきましょう。
テクニックより心です。
毎回ではないんですが、このブログ同様、オレンジナイトのチラシには私の考え方を入れさせてもらっています。
30〜40万部も折込みさせてもらっているので、それをお読み下さっている方は数百人ということはないと思います。
意見を発信しているので賛否両論あると思いますが、それを気にしていたらただの商人になってしまうので私は考え方を書きます。
「多くのユーザーを取り込むためには思想は発信しないほうが良い。むしろ無くしてしまい、商売繁盛に徹したほうがよい。それをしたければ力を持ってからしたほうがよい」と言われたことがあります。
確かに一理ありますし、親切な意見だと感じました。
世の中全く想い通りにはなりませんし、うまく渡らないと転げ落ちます。
しかし、私は「それでは今直面しているお客様や現場は将来のための軌跡か」と考えたらそれは違うし失礼だと思いました。
なので今から考え方を出しています。
人生でほとんどの方が一度しか建てない、買わない家というものをさわらせてもらう仕事をしているということに対し誇りをもって取り組みたいし、うちの従業員には取り組んでもらわないといけないと思います。
週末、月末で案件が多く存在しています。
本当にそれだけでもとてもありがたいことだと感謝しています。
その中で、うちの営業のみんなにはとにかく決めることを一番に考えるなと思います。
もちろん失注したら叱りますし、注意もします。当然であり、これは理不尽でもなんでもありません。受注を逃したので当然でしょう。
本当にお客様のことを思った提案をし、楽しいReformとなってもらうことを一番に考え、まず挨拶からきちんとしなければいけないと思います。
どこどこの家電量販のリフォーム部門と相見積もりなので「ええと、システムバスはLIXILのキレイユのEタイプでいいや」ではなく、これこれこんなものがあります、こちらにしたらこうなりますし、はたまたこういうやり方もあるんですよと「親切」に提案してほしい。
選ぶのはお客様、これは自身の営業活動における指針でもありました。
勝負の週末そして月末、自分の親やおじいちゃんおばあちゃん、そして息子や娘だと思って提案させていただきましょう。
テクニックより心です。
posted by orangeknight at 07:07
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