社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年05月24日

四十九日法要をして

昨日は祖母の四十九日の法要がありました。

この年になり、今さらですが初めてのことだらけでした。

父方の祖父が私が3歳くらいの時に亡くなってから、今回が身内において33年ぶりの葬儀から四十九日でした。

墓に納骨もしたんですが、生まれて初めて墓石を動かし、墓の中に遺骨を入れました。

皆さんご存知だとは思いますが、お墓ってあの正面の石を動かし、中に骨を入れるんですね。

私は昔子どもの頃「どこから骨を入れるのか?」と父に聞いたとき「この上の石を動かすのだ」と教えられた記憶があり、こんな石をどうやって動かすのだろうかと常々心の中で疑問にもっていたんですが、それはどうやら私が墓石を動かし悪さをしないようにとの考えからだったようです。

それはともかく、墓の中はああいうふうになっているんですね。

そして近所の、私が通っていた保育園をしているお寺の住職に家に続き、お墓でも読経してもらいました。

家族が並んでいたんですが、その時の光景が印象的でした。

もう二度とこのメンバーで並ぶことはない。

縁起でもないことですが、次回このような光景に遭遇するときはこの中の誰かが欠けるんです。

悲しいですが、それはとても自然なことであり、この光景は一回きりだと感じました。

祖父の骨があり、祖母のそれが入った。

そこには成長した私の姿があり、私がその墓に入る頃にはここには私の今はまだ2歳の息子と、もしかしたらそのまた息子や娘が並んでいるのかもしれません。記憶にはありませんが、私が祖父の死んだときに3歳でここに並んでいたであろうように。

同じように住職による読経、この墓地の景色、四季の中で今はまだ存在もしていないいわば子孫が手を合わせているのかなと考えると、死に対しての考え方がまた変わります。

世の中知らないことだらけです。感じていないことだらけです。また、昨日もいろいろと学びました。

四十九日が終わり、これで祖母も天国に行ったんでしょうね。





posted by orangeknight at 07:39
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