僕はここ2ヶ月くらいで急速に考え方が変わってきたことがあります。
1月、年明け早々はそんな考え方ではなかったのをよく覚えていますのでやはり最近のことです。
それは朝の出勤時間のことです。
僕は創業時からここ最近まで部下に、特に幹部に「朝早く来なさい、それがあなた方のつとめだ。僕より早く来なさい。会社の鍵を持たない部下を玄関で待たすようなことをしてはいけない、士気が下がる」と言ってきました。
自分自身がまだ前の会社に勤めていたとき一番に出勤していたし、鍵を持たせてもらう立場になってからは絶対に人を待たすようなことはするまい、それが自分の役割だと思ってやってきたのでそういうふうに考えていました。
もちろんそれぞれの店舗、早く来ている店長、幹部連中はいてくれますし、毎日遠い所からの出勤であるにも関わらずタイムカードの時間が素晴らしいなと思う者もたくさんいます。
早く来てくれている者もたくさんいるんです。それはとてもありがたいなあと思っています。
それはそのまま継続してもらえれば嬉しく感じますが、ここ最近こういうふうに考えています。
「俺は、朝早く来るのが好きなんではないか。だって一番に会社の入口を開け、窓を開け空気を入れ替えし、電気を付けることはなぜか気持ちが良いな」
そうなんです。最近すごく感じるのが朝日が昇るのが日増しに早くなってきた。毎日、こうやって会社を開ける事が出来、そして会社のみんなが大きな声で元気におはようとやってくることは当たり前ではない、幸せなことだと思うんです。
そして、僕はなぜ今まで幹部に「早く来い」と言っていたんだろう。
自分が来れば良いし、よくよく考えれば朝早く来る事が好きなんだとなぜか笑えてきました。
姫路別所店や赤穂店もこれからできる太子店も朝早く来るのが好きな人が来ればいいんではないか。
早く出勤させることを強要するより、早い時間に出勤することの喜びを教えてあげ、そのうえでそこに喜びを見出せる人が鍵を開ければ良い。
中には早く来たくても子どもを送らなければならないとか、介護の習慣があるとかいろんな事でその喜びがわかっていても現実的に無理で、いわば悲しんでいる者もいるかもわかりません。
最近、なぜ僕はそんなことを難しく考えていたんだろうと考えるようになり、最近喜んで会社の鍵を開けています。
開けたくても開けられない人はこの世にたくさんいるのに、そしてこの空気の入れ替えの気持ち良さを感じられてありがたい、そう思っています。
36歳、年のせいか夜よりも朝の方が仕事にギュッと集中できるというのもあるかもわかりません。
実は好きみたいでした。
そして、人に間違った求め方をしていたようです。
会社の誰も不満にも思っておらずにしてくれていると自信をもって言えますが、僕は導き方が悪かったのと、自分自身の存在というか役割を勘違いしていたと思います。
僕がもっと部下に対して違う言い方をしていたら部下は育つし、育ててあげられた気がします。
まあ、そんな後悔をしてもしょうがいですし、会社のみんなもいますので明日から変われば良いと思っています。
社長は早く来るものでした。いや、僕が早く出社するのが好きなんでした。そして、今日も鍵が開けられるというのは幸せなことでした。
今頃気付きました。笑
2014年03月30日
会社を開けられることの喜びに今頃気付く
posted by orangeknight at 12:01
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