僕は今この本を読んでいます。
北尾吉孝氏の「出光佐三の日本人にかえれ」という著書です。
百田尚樹氏の著書「海賊と呼ばれた男」で主人公として登場していた出光佐三氏(ガソリンスタンドで有名な出光興産の創業者です)に感動し、こちらも以前からすばらしい著書を出されている北尾吉孝氏が、出光さんについての本を書かれているので読まないわけにはいきません。
まだ途中なんですが、得るものばかりの中、衝撃を受けた内容がありました。
それは出光さんのお言葉を北尾氏が紹介している中でのもので、この価値観をご理解されている方もたくさんおられると思いますが、僕は初めてで、繰り返しになりますが衝撃と改めの心が生まれました。
「先祖の余徳」
簡単に言いますと、祖先に徳を施した人があると、その余徳を受けて子孫が幸せに一生を送れるという意味です。
出光佐三氏は40代の時に、ある姓名をみる人に「あなたは非常に運が良く生まれている。それは先祖の余徳を受けているからだ。だからあなたは何をやっても運がいい。それであなたがいいことをされれば、その余徳は子孫に伝わっていく。もし悪いことをすればあなた一代で余徳は消える」と言われたらしいです。
それで氏は尚一層素晴らしい生き方をされたらしいですし、大切な子どもである社員たちにも伝え、彼ら彼女らが次へ伝えるようされていったとのことです。
僕は考えを修正しようと思いました。
僕は自分で自分のことを運が良いと思っています。何かするとき、まず良い方向に風は吹きます。もちろん感謝しています。
しかし、これを日頃の自分の行いを神様が見れくれているからだと思っていました。
だから正直にしないといただいている運などすぐに消えてしまうと思っていました。
自分のまわりにおこる良い事も悪い事も自分が巻き起こしたことであり、自分に原因があると。
しかし、それだけではないことを知りました。
もちろん自分の行いは変えるつもりはありませんが、自分だけの力ではないことを知りました。
まわりの人々に助けてもらっていることにしか感謝の気持ちが向いていませんでした。
先祖の余徳など思いもよりませんでした。
すごく浅はかな自分がいたと。先祖というものはそういうものかと知りました。衝撃でした。感謝の気持ちが少ないのと未熟ですね。
今日からもっと考え方を変えて生きたいと、そして僕もそれを自分だけで終わらせないようにしていく事を真似をしようと思いました。
先祖の余徳か…。
2014年02月15日
先祖の余徳
posted by orangeknight at 09:28
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