社長の日記「つみかさね」

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2013年11月30日

企業は情

今日の日経新聞と神戸新聞の一面です。

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まず日経の一面をぼーっと読んで「大企業はほんまに景気が良くなったら何千人、それも企業に有利な期間社員で採用するよな。景気が悪くなったら容赦なく何千人バッサリ首切るくせに」と正直なところ感じました。

前のリーマンのときにどれだけの方が路頭に迷ったか、もうそんなことは過去の事みたいに感じましたし、その時に解雇になった人もまた雇ってもらいに行ったりするんかなとも感じました。

資本主義の典型といえばそれまでですが、この期間社員の皆さんはまるで消耗品みたいに映るなと感じながら、次に神戸新聞を手に撮りました。

一面には「ブラック企業取り締まり強化」とあり、「労働基準監督官を増員」との見出しが踊っていました。

この2紙の一面を見て感じたことを書こうと思ったのが今日のブログであります。


この2紙の一面、どちらも何か権利の主張ばかりしたがる最近の風潮の典型のような気がするなと感じるのは僕だけでしょうか?

まず、大企業は景気が良くなれば「いらっしゃーい」、悪くなれば「期間満了!」って人を何だと思っているのか。

人は道具ではありませんし、皆さん生活があります。そうしないと企業が存続できないというんでしたらそれは根本的な考え方が違うと僕は思います。

働かない人や、やる気のない人は僕はガンガン解雇したら良いと思います。

こんな人会社にいてもしょうがないですし、むしろ迷惑。

しかし、やる気があり一生懸命努力する人は景気が悪くなっても雇用して守ってあげるのが会社ですし、ましてや上場企業は社会的責任が非常に重いと思うんです。僕は根本的にこの日本において解雇のリストラをする人は欧米かぶれの経営者で、そもそも日本的な会社ってそんなものではないと考えます。

固定費の多くをしめる人件費で操作するのって誰でもできる損益の操作方法であり、そこには情が欠落しています。

この情こそが最も大切だと思いますし、中途半端には成れても情が無い経営では本物にはなれるはずがありませんし、本物の会社を作った人たちはこれを大切にしたはずです。

少し前に百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」を読みましたが、ガソリンスタンドが日本中にある出光の創業者の出光佐三氏は、戦後の非常な業績難においても誰もやめささず、自分の私財も投げ売り、そして社員たちは石油に関係のない仕事でもなんでもして日銭を稼いでなんとか会社のためにと食い繋いだというような話がありました。

そこのお互いの一体感だと思うんです。そこが大切なのではと僕は自分に刻んでやりたいと思っています。


そして、企業側だけでなく働く側へも思います。

ここ最近よく登場する「ブラック企業」という名称。

こんな名前は少し前まで無かった。

確かに、毎日毎日夜中まで帰りたいという社員を働かせ、その分の給与も支払わないとか、ノルマを未達のときに殴られるとかセクハラ、パワハラの類いはいけないことです。

もはやこんなものブラック企業というより輩(やから)の集まりですから潰れたら良いですし、社員も早々にやめれば良い。

会社の体質自体が社会の役に立たないようならその会社に存続意義はないんです。もちろんうちも含めてですが。

しかし、なんでもかんでも労働基準法にあてはまらない会社をブラック企業と呼ぶのは愚の骨頂ですし、そんなマンガみたいな言葉で表現するのはおかしいと考えます。

一概に言えますが、大きくなった会社は昔は全て「いわゆるブラック企業」だったはずです。

他よりたくさん働き、他より厳しい社長や上司がいたから成長したと思います。

少し前にある居酒屋のチェーン店の創業者が「私の理念に共感できないものは会社を去れ」とか「仕事は完了して終了だ」と言ったなどというのがブラック企業だと書かれているのをある雑誌で見ましたが、こんなこと当たり前ですし僕は正論だと思います。

そこの言葉ではなく、大切なのはやはり情だと思います。

情があればもっと激しい発言をしても良いと思いますし、そこの言葉だけで「いわゆるブラック企業」と感じるような人は働くという意味から理解しなおしたほうが良いと思います。


何が言いたいと申しますと、もっと雇う側も働きにいく側も根本的な気持ちの面をもっと大切にしましょうよということです。

表面だけの、雇用契約だけのつながりではなくもっと家族的なものが本来の日本的経営ではと僕は思います。

労働時間などの一律線引きで、ブラックかそうではないかなどではつまらないですし、お互いに熱い仕事はできないと思います。


僕は表面的にセーフという存在ではなく、自分のこの想い通りにやっていこうと思っています。















posted by orangeknight at 12:43

2013年11月28日

法人Reform店初受注!

今期今月からオープンさせた「法人Reform店」嬉しいことに今日初めての受注がありました。
ちなみに「法人Reform店」とは戸建てやマンションにお住まいの一般のご家庭ではなく、会社やお店、事務所や商店などのいわゆる法人のお客様を対象にReformをご提案させていただく部署、オレンジナイトでは一つのお店という位置付けで法人Reform店と命名しました。
今月の前半を準備期間とし、三週目から企業様のところに飛び込み営業(オレンジナイトではドアコールと言います)をしています。

この店の成功は確固たる自信がありましたが、担当させたのは全く実績のなかった先月まで営業ではなく企画管理課にいた森を中心としたメンバーなのでどういうふうになっていくのかなというのはありましたが杞憂でした。

今日契約をいただいたのはその森です。

森は先月まで何か迷いのようなものが感じられましたが、今月からはすごいいきいきしています。

彼女をみていて僕が最初にまわした部署が違っていたと思いましたし、適材適所で同じ人間がここまで変わるものかと身を以て理解することができました。

森が先日少し照れながら言っていました「私、今この会社でやっと仕事ができているなと感じています」と、そして「少しオレンジ色に染まってきたような気がします」と。

とても嬉しい言葉でした。

もっともっと活躍してやりがいや満足感を感じてもらえたらいいなと思います。

工事に大小はないんですが、今日受注したのは数万円の工事です。

でも何かすごく前に進めた一本の契約ですし、彼女らもこれで何かふっきれたようなものもあるんではないかと思います。

法人の皆様にも、一般のご家庭のお客様同様良いご提案ができ、トータルでご満足いただけるような店となれたらいいなと思います。

今日はとても価値のある一日でした。


僕が姫路別所店にいるので、森の「ほっとしている表情の写真を撮って送ってください」と柴田に言っていたらこんな写真が送られてきました。

普段こんなことしないくせに照れているんでしょうね。いや、ほっとした表情を表に出さないところが大器なのかもわかりませんね。

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頑張っていきましょう!と心から思いますし、たくさんのうちの社員たちから「良かった」という声が聞けたのも幸せでした。






posted by orangeknight at 20:34

2013年11月27日

瞬間の重要性

営業でもなんでも同じだと思うんですが、仕事をしていくうえでプラスの反応を相手から得るためには「瞬間」にこだわらなければならないと思っています。

当たり前に大切な第一印象よりまだその前の、例えば会った瞬間、いや、接した瞬間と言ったほうが適切な表現のような気がします。

一瞬の間合いで勝負が決することって往々にあります。

僕はそこに力を入れずに、第一印象そしてその後に力を入れるのはすごく労力のいることだと考えています。


例えばお客様から「チラシを見たんだけど…」といただくお電話ですが、この「チラシを見たんだけど」と仰っている瞬間は心の中で他社にも一度聞いてみようと思われているかもわかりません。

そこにうちの受付が笑顔でとても感じの良い電話の取り方をしたらどうでしょう、その瞬間お客様は心の中で「おー、優しい感じの人だな、こんな人が受付なら会社自体も信頼できそうだ」とオレンジナイトに任せてみようと思ってくれるかもわかりません。

受話器を取った瞬間の「お電話ありがとうございます…」で言わばお客様の心を制することができます。

ここを何も考えずに電話を取り、その次の複雑なご質問に相応な返答をしても「他社との比較の消滅の確率」は前者ほど大きくないんです。


お客様宅に伺って挨拶をするまえのドアを開けた瞬間の目の輝きにどれくらいのうちの営業がこだわっているのか一度聞いてみたいです。

お客様が大切なお住まいのReformを任せる会社を決定するのは価格だけではありません。
価格はもちろんその要因の一つですが、物を販売してハイサヨナラではないサービスを提供している会社とは、やはり工事中担当ないし会社全体との波長が会う会わないも重要な選択肢の一つです。

そこを僕はもっともっと研究したいと思いますし、探求してほしいです。


野生の動物の世界、例えばライオンどうしが戦うときなどはおそらく対面した瞬間に勝つか負けるかはお互いに分かるはずです。

それが本能というものでしょうし、十中八九負けるような相手に飛びかかっていくようなライオンはボスにはなれないでしょう。

人間も動物ですから、見るや聞くの、そのちょっと前の「感じる」というところでお互いにいろんな影響を受けているはずです。

髪型、顔の表情、口調、臭いや服装、持ち物などで瞬間に制することができるか。

制すると言ったら語弊があれば、相手の心を自分色のきれいな花で埋める。

手の動き、爪、そして毎日の服装。

毎日の服装など瞬間の連続であり、ネクタイをきちんとしている、会議の場やTPOに応じた服装を面倒くさがらずにしているかなどでその連続が印象となり固定化してしまいます。

印象が固定化してしまうとそれはもうなかなか覆りませんから人間関係を決定化してしまいます。そうなると終了です。

おそらくうちの社員や関係者で僕のネクタイがゆるんでいたり、カッターやズボンがヨレヨレになっているのを想像できる人はいないと思います。

ネクタイは会った瞬間に目に入る。ネクタイをゆるめるとすごくラフな感じがしますし、ピシッとしていると正装感がでます。

ネクタイをゆるめるということはカッターの首がきついんです。

いついかなる時もネクタイをきちっとしてその瞬間の連続に勝利したければカッターをオーダーすれば良いのです。

お客様に良い印象を持っていただくためなら非常に安い投資ですし、僕は27、28歳から全てそうしています。

ちょっと良い既製品のカッターだと5千円以上しますが、生地の質を並くらいで首回りや袖やウエストを測ってもらいオーダーのカッターシャツを作っても6千いくらでできましたし、していました。

オシャレなボタンやライン、そして模様などはなく真っ白ですが、かえって真っ白のカッターの方が清潔感がありこれまた印象が良い。

以来僕はこの安い投資で「いつもネクタイをぴっちりしている魚住君」という印象を勝ち得ています。


「瞬間」で相手の次の一手は変わっている。これを良い反応にさせたのも自分、悪くさせたのも自分、ここにこだわると勝負が早くなり勝ちが多くなるのではないかとケースバイケースはあるでしょうが思っています。

パーンと出会う、接するその瞬間、大切ですよね。


posted by orangeknight at 13:28
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