10月も二日目、絶好調で朝から頑張ります!今日も良いこと呼び起こしましょう!
今日は「我慢」について考えます。
近頃の人は我慢というものを知らない人が多いと僕は感じます。
いろんなことに関して感じますが、我慢するということの意義を考えないのかと感じます。
何か嫌なことがあったら自分のことを棚に上げ自己主張する。また、「しんどい」「やめます」「帰ります」「無理」「合わない」と言う。
我慢や辛抱することによってみえてくる世界は無限です。
そもそも我慢とは広辞苑によると「耐え忍ぶこと、忍耐」とあります。
戦後、アメリカンに憧れ、自由こそが最大の幸せという教育を受けた結果だと思いますが、自由というのは「公」を大切に想ってこそはじめて成り立つ最大の幸せかもわかりませんが、現在の自由は「私」を最も尊重する。
いわば我慢はそれに相対するものとなってしまったんでしょうか、我慢は「公」を慈しむ言葉だと僕は考えます。
生きていくなかで自らの主張が通らないことなんて頻繁にありますし、何でもかんでも主張することは立場をわきまえて振る舞わなければいけません。
この「わきまえる」という所作もそうですが、道徳の教育の欠如がもたらした罪は非常に大きいと感じます。
例えば仕事において、僕にも経験がありますが、新しく働き始めたお店や会社、工場で最初っからストレスなくのびのび働けるはずがありません。
最初は仕事をしに行っているんではなく、教わりに行っているんですから言われたことには素直に「はい」と返事をしてそのまま飲み込む。
多少叱られても「一人前になるためや」とそこで最初の我慢が生まれるんではないでしょうか。
辛いなぁと感じることなど僕は誰しも必ずあると思いますし、僕も昔「行きたくないな〜」「このまま辞めてしまったら楽かな〜」などと考えたことがあるので気持ちはわかります。
しかし、そこが我慢のしどころですよね。
「石の上にも三年」とはよく言ったもので、我慢と辛抱をくりかえせば必ずみえてくる世界があると思います。
新しい仕事を始めたとき、それは我慢を覚えに行っているとある本で読みました。
全くその通りだと感じましたし、成功というものは我慢と辛抱を乗り越えた人のみが体現できるものなのではないかと僕は考え、そういったものから一切逃げないようにしています。
また、最近考えるのに、その我慢と辛抱にも量や大きさがあり、それの少ない小さな職場から環境から、多い大きなそれまでさまざまだと思いますが、その乗り越えたときのいわば見返りは見事に比例していると思います。
職人の見習いは親方から厳しく教わります。
料理の世界でもそうでしょう。毎日毎日洗い物だけして、掃除だけして日々耐えたものが一人前になる。
自分の主張ばかりしていては物事は進展しませんし、良い方向へは向きません。
時には譲ることも大切ですし、お互いが我慢の気持ちを持てば本当に気持ちのよい、住みやすい世界になります。
仕事においては、今日ではなく一年後の自分を創るために今日がある、我慢と辛抱を覚えた人に未来はある。
そういうふうに僕は思います。
我慢や辛抱、辛いことを乗り切った人はたくさんいますが、そんな人は本当の優しさをもっている方が多いような気もします。
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