社内のキャンペーンを本日から開始しました。
今期の集大成としてのイベントです。
オレンジナイトの第6期がいよいよオーラスを迎えるにあたり、来月の最初には渾身のチラシで告知し、決算セールを実施致します。
この度のチラシは、内容からラインナップからチラシとしての出来など、僕の主観ですがうちの会社史上最高のものだと感じています。
それにともない社員の士気向上、そして意識向上と最終の拡販につなげたいとの想いがあり考案したものです。
社内キャンペーンは同時に2つ開催します。
いずれも今日から開始です。
一つは「住設王決定戦」と銘打ちまして、期間中に誰が住宅設備機器をたくさん販売、受注するかというものを競います。
住宅設備機器とはシステムキッチンやシステムバス、トイレや洗面化粧台から給湯器などの類いです。
項目を細分化していまして、商品によって獲得ポイントをこまかく規定しています。
例えば最も高得点としているのはLIXILのレジオというトイレです。
かなり良い商品で、LIXILのフラッグシップだとは思うんですがなかなか物が良いぶん高額です。
それゆえになかなか売れません。いえ、売れないというかうちの営業が「売り切れない」んだと感じています。
お客様、消費者は多種多様なのに、どうもよく販売されているのは廉価モデル。僕はこれはいけないと思うんです。
あくまで決定するのはお客様ですが、提案させていただかないとお客様には選択の余地もありません。
高いものを売ってこいというつもりはありませんが、幅広い選択肢、また提案をさせていただくというのは重要な営業マンとしてのスキルだと思っています。
これは僕の体験に基づくもので、僕は営業マンになりしばらくして一人でお客様のところへ行かせてもらえるようになり、自分でプランを考え、提案したものが次々通っていった時期がありました。
行けば決まります。
そのうち思考がズレてきていました。
とにかく「決め」なければとの想いが一番でした。
お客様の財布の中身を勝手に判断し、このお客様にはこの商品のほうが「決まりやすい」という考えが先にたちプランを考えていたんです。
そのお客様も成約しました。キッチンの工事でした。うまく進み、無事完工しました。
終わったときに、そのお客様に、60台の奥様で今もいつも何か仕事を下さる奥様に言われました。
「なんかちゃちいーな。あんたぁ、もっとええもんあったんちゃうんかいな!私らこれ使うて終わりなんやで、もっとええもんが良かった〜。わたしがあんたにお任せ言うたんやから、どうこうして言うつもりはないけど、ええもん提案せんかいな〜、これから他のお客さんにはそないしたりよ」と。
今でもその光景は覚えていますし記憶も鮮明にありますし、ショックでした。でもそのお客様はもっとショックだったと思います。その時から僕の営業スタイルが変わりました。
申し訳ない気持ちいっぱいと、全てのお客様が安さだけを求めているんでは本当にない。
お客様のニーズに合わせて、幅広い提案をすることこそが、そしてその上で営業マンですから受注してくることこそが正義であると心に刻みました。
故のLIXILのレジオの高ポイントです。
ほかにも各ポイントは各商品によってさまざまです。
けっして高額な商品を高ポイントにしているわけではなく、偏らないプレゼンをしてほしいとの、この社内キャンペーンの狙いの一つがいろんなものを会社の狙いに素直に乗ることによって提案しきる営業スキルの向上で考えました。
そうすることによってお客様にも喜ばれ、社内でも楽しく営業できるんではと感じます。
もう一つします。
それは「ありがとうコレクター王決定戦」。
オレンジナイトでは工事が終わったお客様全てに、顧客満足を調査するための往復返信用のアンケートハガキを送らせていただいています。
そのハガキの内容を営業のみならず、事務や施工管理、僕も含めて競います。
例えば、営業の対応は良かったかという項目の「満足」か「良い」というところチェックが入っていると1P、名指しでお褒めの言葉をいただいていると2Pなどと規定しています。
こちらのキャンペーンは、たくさん受注することとともに、お客様からたくさん「ありがとう」を集められる営業マン、いえビジネスパーソンになってほしい、営業だけでなく社員全員で取り組みたいという想いで考案しました。
数字と違い、なかなか表には表れにくい結果であるがゆえに後回しにされがちな評価かもわかりませんが、売ってから最後まででで全てにおいて満足いただける会社にしたいなと考えていますし、一層力を入れていこうとの想いがあります。
昨日の会議で社員に言いました。
お客様に「僕の名前を書いて下さいね!お手数ですが返信くださいね!」って工事が終わったときに、もうすぐアンケートハガキが届きからそうして下さいと頼めよと。
そうすることによって格段に回収率が高まるでしょうし、お客様にそういうふうに頼めるということは「おそらくご満足いただけていたり、人間関係が構築できている」という表れだからです。
だからこのキャンペーンにもとても力を入れていきます。
この二つの「住設王決定戦」「ありがとうコレクター王決定戦」ですが、隠してもしょうがありませんので書きますが賞金も出します。
それとともに獲得者の名刺に「住設王」と「ありがとうコレクター王」の記載を表面に入れてあげます。
これってすごい名誉だと思いませんか!
僕が消費者なら、たくさんいろんな提案のもとで住宅設備機器をともなう工事を受注してきたような担当者に任せたいですし、工事が終わったときにたくさんのありがとうを集めてきたような人に担当してほしい。
お客様が彼、彼女の名刺を見られたときに「何や?この、ありがとうコレクター王って(笑)」と言われるのが目に浮かびます。
楽しく、真剣勝負な、そして盛り上がりながら全員でまたワンランク成長できるイベントになることを心から願います。
おそらくこのイベントで、全員のあらゆる成長と一致団結が高まると思います。
2013年07月28日
「住設王」と「ありがとうコレクター王」決定戦開幕
posted by orangeknight at 15:04
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