僕は営業において、もっとも大切なのはアポをとることだと考えます。
誤解をとくために言いますが、この際の営業とは「仕事をいただく、受注する、契約する」というものに特化した意味で、うちでいうなら施工を正しくするなどの事象は全て省いた考えです。
アポをとれるかとれないか、これはすなわち営業マンとしての生命線。
大手を含め、ほとんどの建築、不動産関係の営業マンはチラシによる反響だけではなく、現場まわりなどのポスティングや飛び込み営業を行います。
いわゆる新規営業は絶対に欠かせない大切な大切な仕事だからです。
うちでも現場まわりは「ドアコール」という名称にてもちろん行っています。
昨日、19時くらいに僕の家のインターホンが鳴りました。
ピンポーン、カチャ(カメラがついていますので、中からモニターで外の様子が写ります)「こんばんはー、〇〇の〇〇と申しますー!ただいま、太陽光発電を設置されておられるお客様を対象に、お得な蓄電池のご案内をさせていただいていますー!」
妻が僕の方を見て来たので僕は「要るわけないやろ!」と言いました。
「すみません、うちでは結構です」と妻がインターホン越しに軽く断ると、「そうですか!また何かありましたらお願いしますー!」と言い去っていきました。
僕は「そんなんで取れへんって」と言いました。
一回!、それもそんなソフトに断られて諦めていたら1000件まわっても取れません。
営業マンがですよ「〜のご案内をさせていただいているんですー!」と言ったあとに「待ってましたー!では、ドアを開けますのでお上がりください!」と返事がきたら僕なら逆に何かあるんちゃうかと勘ぐってしまいます。
1回目の断り文句は挨拶だと思うんですが、それは僕が営業出身だからでしょうか?
会社にもたくさんの電話や飛び込み営業が来られます。
みなさん普通です。普通に挨拶し、事務に断られて名刺を預けて帰る。
僕は年が若いのと社長に見えないみたいで、よくそういう場に居合わせるんですが、気付かれずにみなさん事務に断られているのを目の前で見ています。
もっと面白かったら、もっと激しかったら、そしてうちなら僕の顔をネットで訪問前に見ておいて「あー!社長ですかー!ちょっとだけー!」と叫べば必ず話くらいは聞くのになぁーと残念に思います。
うちの人間でもそうですが、アポがとれたら「よし!頑張って受注するぞー」という営業マンでは成績が上がるわけがない。
「アポとったるぞー!全身全霊行きますよー!」という営業マンの話は聞こうかなと思いますし、いざ話を聞いたら気持ちも伝わりますし、良い商品だと理解できるかもわかりませんし、情もうつる。
僕は暑い夏の日は汗は玄関で拭わず飛び込みしていました。
雨の日は庇に入らずあえて濡れていたほうが近くに呼んでもらえます。
床下にもぐればあえて顔に土をつけていましたし、冬の寒い日は顔をパンパン叩けば赤くなって元気があるように見える。
僕はそれくらいしてプロだと思いますし、評価は他人がするものですから、お客様うけが良いように自分を創るのが真の営業マンだと思います。
ちょっと情けない営業マンが多いので、アポですよ!と言いたいです。
あなたは営業活動においていつ全力でお客様に向き合うのですか?とすごく思います。
こういう事を書いていたら熱くなりまた文章が長くなってしまいましたが、勝負はアポですよとすごく思う今日このごろです。
posted by orangeknight at 14:27